こんにちは、田村です。
今日は娘と病院に行ってきました。
インフルエンザが治っていれば、
「治癒証明書」をいただけるのです。
これがないと、学校へ行けません。
結果、先生曰く「土曜日かな」と、
治癒証明書はおあずけ……。
明日も娘は学校を休まざるをません。
あ〜こまった、出かける用事はたくさんあるのに。
しかたない、本当にしかたないから……
すいません、いつもフィギュア作りの言い訳ばかりで。
昨晩から本日にかけても、
全力で大鳳を建造中です。
もはや「艦これ」もあまりせずに、せっせと
手を動かしております。
ある意味、本末転倒というか……。
ドラえもん状態の手を、
削り込んでいきます。
なんか、中学の美術で習ったような
気がします。なかなか思い描く手にならず
もどかしいものです。
ある程度、手が形になったところで、
ボウガンとの整合性を確認します。
結果、現状では体に当たって
持てないことが判明(涙)。
手首の角度を変え、
なんとか対応します。
ボウガンを持たせた状態で、
あらためてイラストと比べてみます。
違う! 違いすぎる!
なんかダサすぎる。こんなの大鳳ちゃんじゃない!
ダメだこりゃ、ということは分るのですが、
どうしたらいいのやら……。
ここで自分の仕事を思いだました。
自分の本業である(のか怪しくなってきましたが)
編集者と言うのは、修正などを「赤字」にまとめて
デザイナーさんとやりとりします。
修正内容を、口頭で五月雨式に伝えたり、
「なんとなくカッコよくないね」とか言うのは
御法度です。仕事が進まなくなりますし、
トラブルのもとです。
この「赤字」システムを、フィギュア作りにも
応用すれば良いのではないかと考えた次第。
さっきの写真をプリントし、
あらためてイラストと比較し、
直すべきところを整理します。
髪、頭、体、足……ほとんど全部(涙)。
ちょっと心が折れそうになりましたが、
直すべきところが分れば、
あとは手を動かすだけです。
頭頂部を中心にざくざく削りつつ、
髪を強引に内側に折り曲げます。
ウエストをニッパーでカット。
ひねりや角度を見直します。
大改修のつもりでしたが、意外と時間はかからず、
30分ほどで目処はつきました。
修正中の写真をプリントし、
赤字入りの修正前と比較。
まずまず改善が見られるのではないでしょうか。
イラストに近づけようと手を加えるほど、
カッコよくなりますね。
やっぱり大鳳ちゃんのデザイナーはすごいです。
ここで、恐ろしいほど
粗い番手の紙ヤスリが登場です。
度重なる改修でつぎはぎだらけになった
全身を強引に滑らかにしてきます。
適当な当て木をつかい、ケチらずに紙ヤスリを
ばんばん替えるのがポイントですね。
なんとなく本体が形になりました。
なったことにします。
先に進んで行かないと心が折れるのは、
ブルベと同じかも知れません。
適当なところで他を進めます。
腕に服を着せました。
暫定的な盛り具合ですが、
だいぶエポパテの使い方に
慣れてきた気がします。
この腕だけが、服らしい服を着た部分ですね……。
体の服を再現することにします。
水着などのように体にフィットする服は、
体に切り込みを入れて再現する……と、
『フィギュアの教科書』にありました。
ナイフの刃を替え、
気合いを入れます。失敗すると面倒なので……。
太ももにレーパン(?)を
再現しました。
この後、肌側の段差を滑らかにすれば、
薄いウェアが食い込んでるように見える、らしいです。
同じ方法で、上半身の服を
再現していきます。
かなりビビったラインになってしまいましたが、
致命的な失敗はない、と思い込んで、次。
スカートを作ることにします。
とりあえず、
平たくしたエポパテを巻きます。
今どきの女子キャラ必須アイテムの
プリーツスカートですが、その段々は削り込みで
再現するつもり。できるといいのですが……。
体には、離型材がわりのリップクリームを塗っているので、
あとで外せるはず……です。
腕およびボウガンとの
クリアランスを確認。
さて、次は、大鳳ちゃんのアクセントである、
首に巻いたハリケーンバウを作ります。
ハリケーンバウとは、船首と甲板がつながった形式のことで、
日本の空母では大鳳が唯一でした。
現在の空母は、ぜんぶハリケーンバウです。
プラモデルの大鳳の
ハリケーンバウにエポパテを巻きます。
プラモデルのおかげで
あるていど形がそれっぽくなった(なってないか)
エポパテを首に巻きます。
これも外せるようにしてあるので、
あとで削り込んでシャープにします。
そうでないと、ただのネックウォーマーですね(汗)。
胸に巻いてある防具(?)を
再現するため、テープ状にした
エポパテを巻きます。これベースにして、
後工程でなんとか作り出すつもりです。
なんとかなるのか自信はありませんが、
こうした細部の作り込みは楽しいです。
レッグウォーマー的な
足回りも、同じようにして作ります。
なんか、あらためて見るとフェチ度が
すこぶる高いデザインですね。
だから作る気になったんでしょうけど(汗)。
だいぶサマになってきた
ような気がします。
娘には「少し似てる」とか
寂しいコメントをいただきましたが……。
各部が硬化したら、
ざくざく仕上げていきたいと思いますが、
今宵はここまでにしたいと思います。
余ったエポパテで
娘(販売部長)が作ったパンダ。
パンダ?