ブログトップ

シクロツーリスト&ランドヌールときどき模型の製作日記

cyclo.exblog.jp

MTBでブルベ?

こんにちは、田村です。

ブルベがあちこちで始まりましたね。
今年は何本走れるかな。

昨年から、ブルベの主催クラブのひとつである
ランドヌ東京でスタッフの
お手伝いをしております。
スタッフになると、当日は参加できないこともあるため、
本番前に試走をかねての認定走行の機会があります。

ランドヌ東京の今年いちばん最初のブルベは
「BRM111東京200km曽我梅林」でした。
111というからには、1月11日開催なのです。

本当は昨年内に試走したかったのですが、
めずらしく時間がとれず、実際に試走したのは
1月10日。本番の前日になってしまいました(汗)。
d0211129_1811721.jpg
朝6時の川崎市民ミュージアム前です。
暗いし、寒いし、寂しいし〜!
(は艦これセリフ調なのですが…)
実際、池袋からだとスタート地点に
スタート時間までに着くのが大変なのです。

気づきました? ぼんやり写っている自転車に?

今回、いつかは試してみたかった
「MTBでブルベ」を実行いたしました。
試走とはいえ、200kmは200kmです。

ブルベの参加者は9割がロードに乗ってますが、
小径車やツーリング車の方もいます。
そして……MTBの方もいるのです。
MTBで驚くほど速い方もいますし、
ファットタイヤのMTBや、
ジーンズ+メッセンジャーバッグでMTBという方も
います。

自転車には目的に応じた車種があります。
舗装路を速く走りたいならロード、
長距離を快適に走りたいならツーリング車、
といったように「正解」みたいなのがあります。

しかし、僕は気になって仕方なかったのです。
なぜ、MTBでブルベを走る方がいるのだろう? と。
そして、先日の交換試乗会で乗らせていただいた
ジーパン・ランドヌールな方のMTBが
予想外に乗りやすかったのです。

「MTBでブルベなんてありえない」

僕もそう思ってました。
でも、体験しないで安易に批判するのは
どうかとも思います。もしかしたら、
想像できないメリットがあるのかも知れませんし。
戻ってきたMTBにたくさん乗りたいですしね!

実は、ランドナーに対しても、ちょっと前までの
僕は魅力がわかりませんでした。
わからないというより、知らなかったのです。
でも、乗ってみると素敵でした。
自転車選びは、どうしても現時点でメーカーが
力を入れている車種に偏りがちですが、
ベターな車種は人それぞれなんだろうなと、
最近になって実感している次第でございます。

思い起こせば、初めて200kmという距離を
その日のうちに走ったのは、19歳ごろでした。
ブリヂストンの5万円くらいのMTBで……。

それなら、MTBでブルベもありなんじゃないか?
いやいや、やっぱりありえないでしょ。

考えていても答えは出ません。
走ればわかるはずです。レッツゴー!
d0211129_1829089.jpg
ゴールドウインの最強ウインタージャケットに
モンベルのレインジャケットを重ね着し、
派手なネックウォーマーで完全武装。
一歩間違えば変質者です。今日はひとりだし……。
d0211129_1830829.jpg
走り出して、ほどなくして「すき屋」へイン!
だって、寒いし、朝食まだでお腹減ったし……。
d0211129_18305414.jpg
美味しかったです。本日のグルメは終了!
この時点での平均速度は11km。やば……。
d0211129_18315334.jpg
ゴーというタイヤノイズ。
自転車は往々にして、荒れた
路肩を走らざるを得ないわけですが、
MTBはさすがに安心感が高いです。

でも……やっぱりスピードは出ませんね。
同じくらいの心拍数で、ロードに比べると
3〜4kmは時速が落ちます。まあ、時速30kmで
巡航しなくてもブルベは認定完走できますから、
基本的には問題ないでしょう、たぶん……。
d0211129_18404816.jpg
中原街道をぬけ、束の間の
郊外エリア。
走りやすくはなりますが、なんとも寒々しい光景です。
d0211129_18415279.jpg
寒いとトイレが近くて……。
PC外での休憩がかさみ、平均時速はなかなか上がりません。
d0211129_1843861.jpg
ようやく国道1号に出たのは、
9時40分過ぎ。
さすがに少しは温かくなり、
レインジャケットを脱ぎます。
d0211129_18444692.jpg
ほどなくして国道1号から
分岐して北上、曽我梅林へ。
2月開催だった去年は梅が咲き誇ってましたが、
今年は……。でも、観光渋滞がないのがメリットです。
d0211129_18464795.jpg
10時10分くらいにPC1着。
クローズ10分前です(汗)。
d0211129_18474295.jpg
ミニストップはイートインスペースが
あるので、この季節はうれしいです。

では、我がMTBをあらためてご紹介いたします。
d0211129_18482649.jpg
BSアンカーが誇るネオコットフレームの
XNC7です。メカはXTメイン、ホイールは
マヴィックのクロスライド。貴重なVブレーキ対応の
完組みホイールです。そしてサスはオミットして
東京サンエスのカーボンフォークを採用。すべては
限られた予算で軽量化を図るためです。
そして、重量は9.5kg。スチールフレームのMTBとしては
かなりいい線ではないでしょうか。
し・か・も、今回はブルベに向けて最終兵器を投入。
d0211129_18523098.jpg
マキシスの超軽量タイヤです。
名称どおり、実測重量もほぼ285g。
ほとんどロードタイヤ並みです。

ブルベは舗装路なので、もちろんスリックタイヤも
検討したのですが、26インチで軽いスリックタイヤって
ないんですよね……(あれば教えてください)。
路面抵抗よりも、回転抵抗と重量そのものの軽さを
重視したチョイスです。というか、
某MTBで速い人のパクリなのですが(汗)。
しかし、このタイヤは高かった……。
d0211129_18561525.jpg
サイクルコンピュータなしでGPS一基のみ。
ライトもひとつ(リュックに予備あり)。
キューシートはファイルリングでハンドルから手前に
吊るします。最低限のブルベ装備ですが、
今回はじめて、トップチューブバッグを使いました。
前から買っていたのですが、僕のロードはフォークコラムの
スペーサーが少ないので、うまく付かないんですよね。
ようやくMTBで日の目を見ましたが、
結果としてはなくてもよかったかな。
フレームが細いので座りが悪く、ダンシングの時に
足に触れるのと、容量が限られているので、
ジャージのポケットで代用できるようなものしか
入りません。タ○コの出し入れには便利でした(汗)。
d0211129_19136.jpg
国道1号を折り返し、134号へ
進みます。
淡々と一人で走るのは寂しいものですが、
MTBでマイペースに走るにはよかったかも。
湘南大橋で気温は4度。止まると寒いから止まれません。

ドロップハンドルに比べ、フラットハンドルの短所は
ポジションを変えにくいことですが、
持ち方で意外とストレスを分散できます。
d0211129_1933859.jpg
シフトレバーに指が届く、普通の握りかた。
d0211129_194498.jpg
バーエンド握り。
ダンシングや気分転換に。
d0211129_1942765.jpg
ハンドルのステム寄りを握って
エアロポジション?
このMTBはそれなりに前傾姿勢なのですが、
ロードに比べれば立ってます。
ですので、よく悩まされる肩凝りや手の平の
圧迫感は少ないですね。すべては速度と引き換えという
気もしますが……。
d0211129_1961583.jpg
130km地点の通過チェック。
ようやく三浦半島です。
ぽつんと一台の自転車が寂しいです。
この商店は、ちょっとした高台にあって見晴らし良好です。
d0211129_197875.jpg
三浦港です。
サイクリストが多いことで知られる三浦半島ですが、
さすがに平日の冬は少なめでした。
d0211129_198628.jpg
神奈川系ブルベでお馴染み(?)
湘南国際村への登りです。
勾配はきついですが、距離は2kmほど。
MTBの超ワイドレシオにモノをいわせ、
ゆるゆると登っていけば時間が解決します。
d0211129_1991741.jpg
三浦半島を抜け、横浜方面へ向かう頃には
たそがれ時。明るいうちにゴールしたいなという希望は
今回も無理でした。
で、写真は磯子あたりからの立ち寄り場所。
数kmほどブルベのルートを逸れると……
d0211129_19104394.jpg
新磯子の海釣り施設あたりから、
対岸の石川島で艤装中の護衛艦「いずも」が遠望できるのです!
チカチカと溶接のアークが見えます。
比較対象がないので実感が少ないですが、
かつての航空母艦「飛龍」を越え、「翔鶴」に匹敵する
全長となる大型護衛艦です。
日が暮れ切るまえに見れて幸いでした。
d0211129_19144976.jpg
どうにかこうにかゴールしたのは
18時過ぎ。実に12時間半に及ぶ旅でした。
ほ〜。なにはともあれ、MTBで200kmを走りました。

遅い、というか、自分の脚力ではスピードを出せませんが、
MTBでもブルベは走れることがわかりました。
体へのダメージはなく、ロードより楽なくらい。
ただ、遅いので、600kmなど仮眠時間などを
稼ぎたい距離のブルベは難しいですね、僕の場合。

というわけで、MTBでのブルベを試してみました。
積極的に勧める車種ではありませんが、
「ロードじゃなきゃダメ」「ツーリング車じゃないとダメ」
というわけでもないということだけは
わかりました。
自分が気に入った自転車で走るのが一番ですね。

未舗装の林道を含むコースなんかがブルベで
採用されたら、MTBの面目躍如なんですけどね。
僕が完走できるかは別にして(汗)。
by cyclotourist | 2014-01-13 19:19 | 製作中 | Comments(11)
Commented by 北山広 at 2014-01-13 19:29 x
有言実行、MTBでブルペ。さすがです。
フラットバーのポジションのネタ、先を越されました(笑)
もうちょっと言うと、1.5フィンガーの握り方も何種類かあります。
MTBのスリックタイヤ、1.5程度ですと安くて良いのありますよ。
私はツーリング用のMTBにPanaのパセラを使ってます。
ワイヤービートですが、走りは軽いです。多少の林道もOKです。
Commented by すどう at 2014-01-13 19:48 x
なんだ、もう走っちゃったんですか、MTBでブルベ。
私のMTBデビューは510千葉200大子あたりかな。
ただ、エントリー峠が越えられたらの話ですけどね(笑)
Commented by ニャンコ at 2014-01-13 20:59 x
ようこそこちら側へ!
自分はロードでブルベは未経験なのですがMTBだと路面状況に比較的無頓着でいられるのがブルベにおいてのメリットだと思っています。
昨日のBRM112逗子は普通のクロスで走ったおかげで初グルベを楽しめました♪

MTBプラスGパンでブルベは周りの方の反応も楽しいですね~
Commented by 輪太郎 at 2014-01-14 21:24 x
相変わらずアクティブな編集長、尊敬します。オイラの体力では、MTBで200キロは考えられませんが、120ぐらいは良いかなって思います。早くTIG号が来ないかな。ちなみにフォークはテスタッチのクロモリ。パーツは95年のXTリア8段を移植です。タイヤは未定ですが、1.5幅を考えています。
Commented by Guile K. at 2014-01-14 21:48 x
田村さん、こんばんは。 BRM111曽我梅林で、最初にインタビューを受けた川邊です。
MTBのファットスリックでは SchwalbeのBIG APPLEが有名ですが、軽量化バージョンの Super MOTOが存在します。 26x2.35で、630gです。 Maxxisより重いですが、フラットパターンによる抵抗低減のメリットが優ると思いますので、次期タイヤとしてご検討ください。 私は29erに履かせていて、満足してます。

http://www.bike24.com/1.php?content=8;navigation=1;menu=1000,2,103,104;product=39711
Commented by 竜胆急行 at 2014-01-16 07:48 x
う~ん自分がまだ始動できないうちに皆さんのレポート見ると走りたくなりますねー^^;;
レースでもない限り、実は自転車の性能って、あまり関係ないんですよね
ってことに、ロード以外(ランドナーだの小径車だの)に乗ると気づきますね
要は物を言うのはエンジンであって^^;;
ってなわけで、今シーズン、どこかで小径車でご一緒したいですね
Commented by 石田大助 at 2014-01-19 21:16 x
福岡の石田です。昨年のブルベ初体験は、チタンリジットMTBでした。その理由は貴誌ヤン・ハイネ氏の記事に触発されてのこと⁉︎
シュワルベ kojak26×2.00 570g は、ヌルヌルとぬめるように前へと進めてくれます。スリックなのに濡れ落葉と苔の路面でも転ばないのが不思議。油圧ディスクブレーキの安心感とあいまって、台風の1000kmに挑戦する機会があれば投入したい、頼れる存在です♪
Commented by 輪太郎 at 2014-01-20 15:50 x
チタンリジッドの先輩がいるのですね。福岡様、心強いです。オイラの場合、まだできあがってはいませんし、ブレーキはカンチですが、先輩の話はありがたいです。
Commented by 某K氏 at 2014-01-20 17:38 x
お疲れ様です。某K氏です(笑)
自分のMTBタイヤはシュワルベのマラソンデュリーム26×2.00を使用しています。耐パンク性に優れ、490gとロードに比べると重量はありますが、走りは滑らかです。
この前に使っていたのが、同じくシュワルベのマラソンスプリーム26×2.00です。こちらも耐パンク性には優れてはいましたが、路肩にこすった際にそこから裂けてしまいました。
自分の場合MTBだとどうしてもロードと比べ巡航速度が劣ります。そこで、パンクなどの無駄なロスを省くためにこのタイヤを選びんでいます。ただ木ねじが刺さった時は流石にパンクしました。
皆さん色んなタイヤを使用されていまして大変参考になります。
また何か新しい情報があれば教えて下さい。

Commented by cyclotourist at 2014-01-21 11:34
北山広様
コメントありがとうございます。
タイヤ選び、選択肢が多いだけに
うれしい悩みですね。

すどう様
ぜひ、沖縄600をMTBで! と、
無責任なことを言ってみました(汗)。

ニャンコ様
楽しい世界を垣間みました。これが
パグスレイだったらもっと楽しいのでしょうね〜。

輪太郎様
95年ごろのXTはカッコいいですよね〜。
いまでもあの頃のMTBメカにあこがれる自分です。

Guile K.様
コメントありがとうございます。
BRM111、速かったですね。おつかれさまでした。
ご教示いただいたタイヤ、試してみたくなりました。

竜胆急行様
小径車でブルベ……自分は落車という
トラウマが(汗)。

石田大助様
コメントありがとうございます。
太いタイヤにはさまざまなメリットがありそうですね。

某K氏様
ぜひ、MTBでブルベ道を極めてください。
その研究成果はぜひ本誌でご発表ください(笑)。
Commented by MOIMOI at 2016-06-06 20:59 x
こんばんは、サルサのファーゴという車種を検討していて、こちらに来ました。とても参考になりました。ありがとうございます!
<< 今週末は「ハンドメイドバイシク... 同人誌デビューしました! >>