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シクロツーリスト&ランドヌールときどき模型の製作日記

cyclo.exblog.jp

温故知新

こんにちは、田村です。

なんだか、めっきり寒くなりましたね。
秋を楽しむ間もないまま、冬に突入といった印象です。
今週はまた寒いですね。
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近所の公園にも
紅葉が降りてきました。
あんまり引きこもっていてもアレなので、
時には屋外で作業したり。
スマホ経由でインターネットにつながるので、
ほとんど自宅にいるのと変らない環境です。

しかし、インターネットだけで調べモノは
できません。我田引水ではないですが、
やはり本の情報量にはかなわない面が多いと思います。

そんな時は、あそこへ行くのです。
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北の丸の科学技術館です。
ここには自転車文化センターが入っており、
そのライブラリーでは古今の自転車雑誌や書籍が
網羅されており、閲覧できるのです。

個々の内容を読み始めると時間が
いくらあっても足りないので、
あらかじめ目星をつけた記事を
コピーさせていただき持ち帰ります。
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今回は、『ニューサイクリング』誌の
バックナンバーをチェック。
いくつかの気になる記事をコピーさせていただき、
持ち帰りました。

で、ヒマに任せて読んでいるのですが、
やっぱり興味深いですね。サイクリストにとって
『ニューサイクリング』は知の宝庫であり、
タイムマシーンみたいです。
---------
いい若いもんが、「旧街道がどうの」とか、
「旅の味」とか言って意気がったり、
ラグを削ったり、パーツに穴をあけるのに、
浮き身をやつしていて、
どうも本筋の走ることが置き去りにされている傾向が
強すぎるのではないかと思う。
 サイクリングがサイクリングである唯一の点は
「走ること」以外にはないことに
よく注目して欲しい。
---------
うう、耳が痛い。ここ一ヶ月まともに走ってないし……。
で、これ、「いい若いもん」とか書いてありますが、
1974年の記事からの引用なのです。
筆者はかの鳥山博士。

で、時は下って1992年。
ある記事を抜粋、引用させていただきます。
いちぶ「○○○」としたのは、なんでしょう?
---------
俗に言うツーリングモデルを市場に見ると、
これは惨憺たる状況と言わざるを得ない。
 もちろん、ツーリングをするのに○○○でも
一向に構わないという意見も有り、
よく理解出来る事なのだが、○○○で出来るから
他は存在しなくても良いという事には
ならないだろう。つまり事足りればよしというものでは
ないのではなかろうか。
ツーリングというジャンルは極めて幅が広く、
かつ旅という精神性を持ったメンタル行動でも有り、
そこで使われる自転車は純粋に道具という側面から見ても、
必ずしも○○○だけでいいのか、
という疑問も生じるし、事実○○○でのツーリングで
不具合を感じたという意見も多く聞かれる。
---------
筆者クレジットがないので、
編集部さんによる執筆だと思います。
で、○○○は……
もちろん「MTB」なんですね。
なんだか悲壮な想いがヒシヒシと
伝わってきます。

僕は、この頃はまさにMTBしか持ってませんでした。
当時は『ニューサイクリング』を読むこともなく、
たまにサイスポを読む程度でしたね。

で、このころの『ニューサイクリング』には、
すでに「現行のパーツでランドナーを作る」なんて
記事があります。

90年代と言うと
なんだかそんな昔に感じられない
年頃に僕もなってしまいましたが、
もう20年も前なんですね……。

昔はよかった、という気持ちはあまり
僕にはないのですが、少なくとも自転車雑誌の
使命感というか意気込みは、昔のほうが
濃密に感じられますね。

手元にある2005年(これもひと昔ですが)の
某自転車誌を開いてみると
-------
ロングライドの要は、疲れないこと、
気持ちよく走ること。この2点を実現するのが
正しいライディングフォームだ。
コース状況と疲労度に合わせた
最適なフォームを身につけよう。
-------
とかになっちゃうんですね。
もちろん、誌面はロード一色。
このノリが今も続いてると思いますが、
即物的というか、含蓄のない文章ですね。
たまたま開いたら見つけた一文ですが、
ひどいもんです。
これを書いたのは……僕だったりします(汗)。

一極集中、一点突破もいいけれど、
こと自転車の車種に限っても、
いろんな選択肢が多いほど
趣味は楽しくなると思います。
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最近の娘は一輪車に必死です。
なんでも、クラスでは
乗れる子が多いとか。

まあ、これも自転車の車種なのかな?
by cyclotourist | 2013-11-13 21:20 | おしらせ | Comments(22)
Commented by 北山 広 at 2013-11-13 21:44 x
かつてのMTBブームも何処へやら、
リアルにMTB黎明期を過ごした私にはさみしい限りです。
今のMTBもフルサスカーボンで29erに650Bやらで、
日本の山道にはオーバースペック過ぎますね。
かつて、クロモリフルリジッドのMTBを駆って、
レースからツーリングまで1台でこなしていた頃が
一番懐かしいです。
MTB派の私は今もなおクロモリフルリジッドのMTBを使って、
山サイから信州ツーリングまで実践しています。
もちろん、乗り心地はランドナーには敵わないでしょう。
でも、シンプルなMTBは色んな乗り方に対応できる
可能性をまだまだ秘めていると思っています。
Commented by 不眠小僧 at 2013-11-14 00:40 x
MTBからこの趣味を始めて今はロードが主力機ですが、溶接処理の美しさだけで買った米国産C社のアルミMTBはサスがスカスカでも乗ってます。でも「マウンテン」なのに「山」へはなかなか連れ出していません。
 これからもアイツにはまだまだがんばってもらいます。 米国産だって言われたし(笑)
Commented by buunyann at 2013-11-14 02:31 x
最近の小学校は一輪車で何を教ようとしてるのかが謎です。
Commented by 関西読者 at 2013-11-14 11:13 x
うちの娘は「けん玉」ですね。一輪車は1年生にはまだちと難しいみたい。
buunyannさん、腰で乗る、というバランス感覚はじつに多用途ですのでそれを教えようとしているのでしょう。
田村さん、どんなエラい先生の含蓄のある文章も、それは走ってないときに書いた文章(アタリマエ?)。MTBでも一輪車でも走り出せばそれぞれの世界が広がりますね。走ってナンボ。
Commented by 竜胆急行 at 2013-11-14 18:57 x
頂いた記事、ここで見つけられたんですね
お蔭で懐かしい父の姿に再会できました^^*

小学生の頃からランドナーに乗ってた私としては、例のMTBの記事は
まさにリアルタイムで経験してました。
30年間、ランドナーはひたすら逆境に晒されてたんですね。
そんな中でロングライドの灯をともし続けたTOEIや今野さん、
ニューサイさんには感謝しなくちゃいけません。
MTBブームからレース一辺倒の20年を経て、時代がようやく
ツーリングの時代へと戻ってきた感があります。
そんな中で、貴誌は非常に貴重な存在でもあり、
また負っている使命も非常に重いと思います。
私も力の限りご協力しますんで、頑張って良い記事を書き続けてください!
Commented by 輪太郎 at 2013-11-14 20:15 x
MTBにランドナー等が駆逐される感が当時あったのでしょうね。でも、それはMTBのせいとも思いません。ランドナーもスポルティーフもMTBもロードも乗り、サイクリング、キャンピング、輪行、レース(ロードもMTBも)、センチュリーラン等してきたオイラは、ランドナーとは小旅行であり、それを具現化する自転車は、人それぞれであって良いと思います。オイラはチタンのフルリジッドMTBにたどり着いています。ランドナーはスキですし、ニューサイクリングも25年以上購読した上での声です。それにしても、今はランドナー系以上にMTBツーリングが風前の灯火のような気がして寂しいかな。
Commented by cyclotourist at 2013-11-14 23:32
北山 広様
コメントありがとうございます。
MTBの楽しみ方は、本当はもっと
いろいろあるんだろうなと感じております。
どう伝えるかが難しいところですね。

不眠小僧様
コメントありがとうございます。
MTBの功績は、スポーツ車の魅力を広く知らしめた
ことでしょうね。たぶん。

buunyann様
コメントありがとうございます。
一輪車で学校が教えたいこと……
なんなんでしょうね?

関西読者様
コメントありがとうございます。
走ってナンボ、まさにそのとおりですね。
その前提のうえに、車種とかメカ的な
楽しみを加えたいですね。

竜胆急行様
コメントありがとうございます。
幣誌の存在はともかく、自転車の楽しみ方は
多いほど楽しいですよね。それぞれが
深くて味わい深いものだと思います。

輪太郎様
コメントありがとうございます。
自転車は人それぞれ、おっしゃるとおりだと思います。
メーカーさんや業界的なものが
注力している車種に、自分の好みを
合わせる必要はないですよね。
Commented by booboo at 2013-11-15 09:17 x
NC誌の良さ、寝転んで読める軽さ(笑)、じっくり読めるジャーナリズム魂。この写真の今井さんの風貌、いいなあ!
最近読み返してみて、CS誌とタッグを組んでの輪行自由化署名、サイクリング協会(当時)への直言をみつけ、あらためて感動した次第です。
Commented by 盆栽 at 2013-11-15 10:23 x
今どきランドナーに固執しているのは「先輩から吹きこまれた大学生か昔を懐かしむ前期高齢者あるいは知識先行の若者」くらいしか思い浮かばない。「ポリーなんとか」という本家が見たら噴飯もののミーティングがあるが、乗りもしないアホな自転車の見せびらかし大会に過ぎない。ブレーキレバーの裏が汚れていたら減点とは・・・・笑。自転車は乗ってナンボと以前から言われているのに。
Commented by 関西読者 at 2013-11-15 12:40 x
ランドナーに固執してアホな自転車を見せびらかす集まりでヘラヘラするのも自転車の楽しみの一つとしてもええと思いますがね。私は。そういう楽しみを否定するのもまた「固執」とちゃうかな。幅広く行きましょうや。(記事の方は深くヨロシクね:笑)
Commented by 輪太郎 at 2013-11-15 21:03 x
関係ないけど、多分、一輪車を教えている学校は1%もないと思います。あるとしればかなりの小規模校でしょうね。授業でやることはないですよ。ただ、多くの学校にあるのはある。そしてその多くは寄付(輪界からではないですよ)です。固定されていない、動く遊具と思ってもらったら良いですよ。ブランコやジャングルジムの動くタイプと同じです。岐阜のどっかではBTRが授業でされているみたいですが。
Commented by ミウラSV at 2013-11-16 13:23 x
いろいろな自転車があって、いろいろな場所がフィールドになって、楽しみ方も色々で。
それぞれのオーナーさんのこだわり方がまた面白い。自分らが集まるときは、カーボン、スチール、アルミ、ロード、ランドナーMTB、ミニベロ、何でもありで、楽しめます。
「遊びには色々な道具があっていい」いい表現ですね。道具だからこそ使うし、メンテナンスも大事です。
自分にとって良いものを長く使いたいと思います。
Commented by 盆栽 at 2013-11-18 16:02 x
バブル絶頂のころ、日本人は欧米から貴重なバイクや車や自転車までも札束攻勢で買いまくったが、その後は行方不明多発に。有名なレーサーの遺族から訴えられた例もあるくらい。
見せびらかしに飽きたらポイ捨てなんて、もう文化破壊でしかないよ。動態保存なら認めるけどね。
乗りもしない自転車を作らされたビルダーはどう思っているのかな。
「切れないけど美しい刀」なんて意味ないでしょ。
Commented by 盆栽 at 2013-11-18 16:05 x
そういう点では「現行部品を使ったランドナー」というのは決して嫌いじゃありません。
「フランス部品てんこ盛り」なんて言う気持ち悪いものとは早く決別しましょ・・・笑
Commented by ジェームス吉田 at 2013-11-18 19:51 x
盆栽さんの身近にそんな人が実際にいたとしたら、悲しいですね。

>見せびらかしに飽きたらポイ捨てなんて、もう文化破壊でしかない

そりゃそうでしょ。全く同感。けどそんな人、ポリーに参加してんの?誰の事?有名なレーサーの遺族から訴えられたの?ポリー参加者が?

私も若い頃は盆栽さんと同じ風に考えてましたけど、ポリーやTOMの常連さんと知り合ってから、少なくとも知り合った多くの方々は驚くほど走ってます。つまり『床の間自転車を乗りもせず愛でて喜んでる連中』ってのは勝手な思い込みだったと気付かされました。

みなさん、乗るためにオーダーしてますよ?乗りもしない自転車っていうのは貴兄の偏見からくる思い込みですって。

あと『フランス部品てんこ盛り』が気持ち悪いってのは貴兄の価値観。私もそんなに興味がある方じゃないけど、趣味はそれぞれ、別に押し付けるもんじゃないんじゃない?オールド趣味に恨みつらみでもあるなら別ですが(笑)。

まあ、楽しくやりましょうや。
Commented by ジェームス吉田 at 2013-11-18 20:14 x
けど昔は私も『関東のサイクリストはルーフキャリアにオーダー車を乗っけて集合し、ほとんど走らず自慢話だけして解散する』って話を信じてたなあ。今思えばすっげー偏見(笑)。
Commented by しゃんぷう at 2013-11-18 20:17 x
まあ、趣味のコトですから色々あると思いますが、実際に会った事も無い人たちを批判するのは止めましょう。
私に知っている限り、皆さん走っているベテランサイクリスト達ですよ。

今一番自転車を熱く語っている雑誌の編集者、田村さん、あなたですよ。
使命感と言う言葉、今のあなたに一番感じていますから。
Commented by booboo at 2013-11-18 21:31 x
今年のポリーで賞をとった関西では有名な方、そのピカピカの自転車で雨の鈴鹿エンデューロ激走されてますね。ランドナーにしても、その乗り味にこそ魅力があるんですけど、うまく表現できないのがもどかしいです。NC誌はその感覚的な部分が共有できて。たとえばT社広告の「旅の道具」という短いコピーに誰もが共感したのではないでしょうか。
Commented by 赤鬼亭 at 2013-11-18 22:34 x
自転車っていいね!いろいろな自転車があって、いろいろな場所がフィールドになって、楽しみ方も色々で最高ですね。それぞれのオーナーのこだわり方がまた興味深いですね。仲間がその時のテーマやジャンルごとに集まるときは、素材ならクロモリ、カーボンで、車種ならロード、ランドナー、MTB、ミニベロ、何でもありで楽しんでいます。遊びには色々な道具があっていいと思っています。だからどの自転車に対しても、私は悪口が言えません。もちろん乗り手にも。道具だからこそ眺めるし、愛でるし、使います。長年乗って経年変化が気になれば自慢のオブジェにもします。捨てられません。メンテナンスには人一倍気を使っています。大事な自転車ですから。自分にとって良いものを長く使っているので、一番古い愛乗自転車は51年経過しました。フランスパーツコテコテの手の掛かる大事な日常車です。良く走りますし、楽しく走れます。四捨五入すると古希の方が近いですが、まだまだ楽しめます。ポリーのときには参加の仲間たちと毎回その前後に過激に走っています。峠3本程度ですが。私は見てもいない、事実も知らないままに憶測でありもしないことをまことしやかに語る人間が大嫌いです。
Commented by 赤鬼亭 at 2013-11-18 22:49 x
ところで今、乗りもしない自転車のオーダー相談に乗ってくれるビルダーってこの国にいますかね?「乗りもしない自転車を作らされたビルダー」って書き込まれた方がおられるけれど、そのビルダーさんてどなたのことなんだろう。ぜひ知りたいし、その気の毒なご本人にてんまつをうかがってみたいとおもっております。
Commented by cyclotourist at 2013-11-19 09:19
盆栽様
コメントありがとうございます。
自転車との接し方、遊び方は人それぞれですから、
お互いに仲良くしたいものです。

関西読者様
コメントありがとうございます。
人に自分の自転車を見ていただくのは、
けっこう楽しいですよね。

輪太郎様
コメントありがとうございます。
一輪車は休み時間に乗ってるみたいです。

ミウラSV様
コメントありがとうございます。
アルペジオ見てますか? おもしろいですね。

ジェームス吉田様
コメントありがとうございます。
貴兄にビンディングを使っていただくのが
僕の目標です(笑)。

しゃんぷう様
コメントありがとうございます。
僕の使命……資金繰りでしょうか(汗)。

booboo様
コメントありがとうございます。
読者と感覚を共有できる本、それが理想的ですね。

赤鬼亭様
コメントありがとうございます。
乗る、乗らないの線引きが難しいですね。
おっしゃるとおり「何でもあり」が
いちばん楽しいと思います。
Commented by 赤鬼亭 at 2013-11-19 19:42 x
意が通じれば何も言うことはありませんので、私の余分と思われる書き込みは抹消します。編集長様、お邪魔しました。ご容赦願います。
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