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シクロツーリスト&ランドヌールときどき模型の製作日記

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SR600 Fuji:その2

こんにちは、田村です。

今日は午前中から、秋葉原の
書泉ブックタワーさんへ納品してきました。
『シクロツーリストVol.10』が、徐々に読者様の
お手元に届きつつあり、うれしいかぎりです。

さて、思い出すのも疲れる(汗)、
SR600 Fujiの続きです。
帰還から一夜明けた今日も
体の芯に疲れが残っております。

秩父市街を抜けたのが9時過ぎ。
いよいよ気温が高まります。
朝食はおにぎりひとつで走り出したので、
もうお腹が空いてきました。そこで、
コース沿いのローソンで休憩……
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十六茶に付いていた
おまけです。
マミさんが体操服で四つん這い……。
こんなフィギュアをコンビニで
提供してよいのでしょうか。とりあえず、
以降の休憩はローソン重視に決定。
あわよくば、魔法少女5人を
揃えたいものです。キュゥべえはいらないけど。

ブルベと言えば、コンビニをPC(通過チェックポイント)に
するのが一般的ですが、
SR600では、決められたポイントでの撮影が
通過証明となります。
今回のSR600 FujiのPCは下記のとおり。

スタート:JR 高尾駅
PC1:山伏峠
PC2:めがね橋
PC3:日本国道最高地点(渋峠)
PC4:道の駅北信州やまのうち
PC5:菅平高原
PC6:信濃国分寺
PC7:道の駅美ヶ原高原美術館
PC8:女の神展望台
PC9:メルヘン街道最高地点(麦草峠)
PC10:JR鉄道最高地点(野辺山)
PC11:JR身延線 芦川駅
PC12:山中湖
ゴール:JR 高尾駅

すごいラインナップです。
コンビニがPCではないので、必ずしも
コンビニに寄る必要はありません。しかし、
サイクリング中の補給は、やっぱり
コンビニが便利ですね。

初日はPC6の手前、ほぼ300km地点の
上田まで走ろうと決めてました。
「ものすごく到着が遅くなってもいいですか?」と
確認した上で、上田にホテルを取り、
荷物を送ってあります。
これまでの300kmブルベの経験では、
早朝スタートすれば、日付が変わらないうちに
到着できるはずなのですが……。

前回は失意のDNF後にショートカットして
到着した上田ですが、
今回はなんとしても渋峠と菅平を越えて
たどり着きたいものです。
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標高プロフィールはこんな感じ。
魅力的なコースをつなぐと、
こうなってしまうんですね……。

ふつうのブルベの600kmは、
制限時間が40時間です。
獲得標高はコースによってまちまちですが、
5000mくらいが標準でしょうか。

SR600 Fujiのランドヌール部門は
52時間です。
プラス12時間です。獲得標高は1万mを越えますが、
時間には余裕があると思う……でしょ?
実は僕もそう思っていたのですが……。

秩父から碓氷峠の麓までは、
このSR600 Fujiでは貴重な平坦に近い区間です。
しかし、メーター表示で気温34℃の暑さに見舞われ、
まったくペースが上がりません。
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コンビニに立ち寄り、
苦し紛れにロックアイスなど買ったものの、
カンパのボトルが口が小さく、
小さめの氷しか入らないという事実。
そこで、あまった氷はジャージのポケットやレーパンの
裾に突っ込んで出発。
ひゃっこいな〜と思うのも束の間、
瞬く間に溶け、蒸発していきます。
日差しが強く、黒いレーパンが燃えるように熱いのです。
夏場は白っぽいジャージのほうが
いいかもね……。
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妙義山に向かって平地を快走。
とはいうものの、まるで速く走ろうと思ってないので、
けっこう時間がかかってます(汗)。

今回、GPSはeTrex 30Jを装備し、
サイクルコンピューターと併用。
前回はeTrex 30JとEdge 800Jの豪華二基体勢でしたが、
あまり意味がないことが分ったので、
電池の保ちがいいeTrex 30Jを残しました。

碓氷峠の麓、距離125km地点ほどの横川に着いたのは
12時20分ごろ。この日は無風かわずかに追い風。
強い向かい風に見舞われた前回と
ほぼ同じ時刻です。暑さと向かい風、同じくらいに
手強いということでしょうか。
ふつうのツーリングなら、ああ今日もよく走ったね、と
終わりにしたい頃合いです(笑)。

前回は峠の釜飯を食べましたが、
今回は食欲がわかず、涼しくなることを期待して
碓氷峠へのつづら折れを登りはじめます。
すると、軽井沢から涼しい風が吹いてくるようで、
木陰が多くなることもあいまって、
体感気温はずいぶんと下がりました。
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13時前に、めがね橋に到着。
前回より30分ほど早いのは、
かま飯を割愛したおかげです。
主催者から送られたプレートが写るように、
通過チェック用の写真を撮ります。

ちなみに、トーエイのスポルティーフは
ロードに比べるとフレームサイズが大きいので、
ヘッドチューブの後ろにプレートが
都合よく収まりました。

速く走るためには、手持ちの自転車では
ロードのマキノ号が最適です。ホイールはGOKISOですし。
しかし、今回のような長丁場を
「速く走る」なんてことは
僕には土台無理な話なので、のんびり走るしか手は
ありません。すると、スポルティーフのような
ツーリング車のメリットが活きるのです。
前後バッグによる積載量と使い勝手のよさ、
太めのタイヤと適度な剛性感のフレーム、
電装やマッドガードをインテグレートした
機能性が発揮される……と、思い込んで
淡々と先をめざします。
ちなみに、タイヤはグランボアの
「セールヴェルテ 700×28C エキストラレジェ」です。
耐久性より軽さを重視したこのタイヤ、
SR600で吉と出るか、凶と出るか……。
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軽井沢到着は13時半頃。
オトコが一人でタンデムに乗ってると悲しいですが、
女子だと妄想をうながして絵になりますね〜。
軽井沢、さすがに気温は30℃を下回り、爽快です。
しかし、時はまさにお盆休み。
クルマもオートバイも多いこと多いこと……。
休みが自由になる僕なのに、なぜわざわざ
お盆休みに走ったのか? たまたまです(笑)。
こんなにクルマや観光客が多いと知っていたら、
決行時期は変えていたと思います。
うかつでした……。

中軽井沢で右折して、北軽井沢へ。
標高1400mほどまで登って
浅間山の尾根を越えるのですが、これが
けっこうシンドい。勾配がきつく、
汗が止めどなく流れます。下を向くと、汗が
アイウェアのなかに落ちて、まるで
泣いてるような視界に。

ようやく越えたのは15時。
ちょっと頑張り過ぎて、手足がフルフルしてきたので、
頂きの茶屋にあった自販機で水分補給。
この時点でこんな有様で、
本当に渋峠を越えることができるのか、
我ながら頼りないかぎりです。

この先は、長野原まで距離およそ20kmの下り。
距離を稼ぎ、体力を回復させるチャンスです。
直線的でさほど急勾配でない道を
気持ちよく下っていくのですが、気持ちよすぎて
急に眠くなってきました。
まだ夕暮れにもなってないというのに、
睡眠不足のツケが早くもやってきました。
下りで一瞬でも意識を失えば、大事故に直結します。
そこで……。
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道ばたのベンチで寝ることにしました。
恥も外聞もありませんが、
事故を起こすよりマシです。
まだ16時前。こんな時間に仮眠してるようでは
完走はかなり危ういと分っているものの、
眠気の対処は寝るのが一番です。
「強強打破」や「メガシャキ」は
なるべく飲まないようにします。
飲むと効くのですが、効くまで時間がかかるし、
一度飲んでしまうと、二度目は効果が
薄れる気がします。

前回は長野原で通行止めの報に接し、
DNFを決意しました。
今回、その長野原を前にして、眠気に襲われてしまい、
早くも完走に黄色信号が……。

僕は再起動できたのか?
またDNFなのか?

続きは次回ということに
させていただきたいと思います。
by cyclotourist | 2013-08-18 20:37 | おしらせ | Comments(6)
Commented by カッチン at 2013-08-18 21:57 x
私は、浅間山の坂の途中で田村さんに追い越され、気落ちして、その後、浅間山越えた後のコンビニ休憩で、手がフルフルしてしまって、相当疲労している自分に気がつきました。この後、どうなっていくのか、続きは次回に引っ張りますね。楽しみです。
Commented by 輪太郎 at 2013-08-18 22:34 x
すごい話になってきました。目標が個人インチキ200キロブルベ、獲得票高ほとんどなし(最高地点280m)のオイラには想像できない世界。それだけに続編が楽しみ。
Commented by 竜胆急行 at 2013-08-18 23:13 x
私もあの時点でほとんど瀕死でしたが、田村さんも厳しかったんですね^^;;
あの日の最大の敵は間違いなくあの暑さでした。
次への引っ張り方は、さすが編集長ですねw 楽しみにしてます
Commented by cyclotourist at 2013-08-18 23:46
カッチン様
あの坂はけっこう手強かったですね。
僕は峠で一服したので、先に行かれた
コンビニでカッチンさんの自転車を見ました。
そのあと、昼寝した次第です(汗)。

輪太郎様
ぜひ、200kmからはじめましょう。
AJ広島もありますし、ホンモノのブルベも
楽しんでみてください。

竜胆急行様
長野原でまたDNFしようと思いました。
しかし、思いとどまったのは……
次のブログにご期待ください(笑)。
Commented by トトtロ(@tri1021) at 2013-08-19 11:40 x
わたしは8/12(月)夜スタートでしたが、事前の体調管理が甘くてPC1までに仮眠で3、4時間ほど無駄に費やしてしまいました。
それにしてもSR600は天候やスタート時刻の影響が大きいですね。
幸いにしてわたしはかなり天候に恵まれたチャレンジになりましたが、この先がどうなるか気になります。
Commented by cyclotourist at 2013-08-19 15:24
トトロ様
スタート時間、悩ましいですよね。
夏場は夜スタートがおすすめかと思いました。
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