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シクロツーリスト&ランドヌールときどき模型の製作日記

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「あの花」から「なつまち」へ

こんにちは、田村です。

念願だったツーリング、
池袋→秩父→小諸を実行してきました。

「あの花」から「なつまち」へ
です。

あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない
の舞台である埼玉県の秩父。

そして「あの夏で待ってる
の舞台は、信州の小諸です。

このふたつの舞台を
自転車で結ぶことができたら……。
走りたい道、越える峠、街並みが次々と頭に浮かびます。
ちょっと無茶だろうという距離と峠越えですが、
ヒロインたちへの萌え心と
ブルベの経験が現実だと思わせてくれます。
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秩父と小諸は絶妙な地理関係にあります。
間にそびえるのは十石峠。標高は1350mほどです。
一昨年、『シクロツーリストVol.5』街道特集号で
訪問して以来、すっかり好きになった峠です。

好きなアニメの舞台を訪ね、
好きな峠を越え、好きな鉄道で輪行する。
無条件でモチベーションが高まります。

いつか、いつかと思っていたのですが、
昨日、衝動的に実行してまいりました。
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自宅を6時過ぎに出て、
まずは荒川サイクリングロードで北上。
3月の秩父訪問では、池袋から新青梅街道で
西進し、山伏峠を越えて南から秩父に入ったのですが、
今回は白石峠を越えての秩父入りをめざします。

しかし、折から吹く北東の風に遮られ、
荒川サイクリングロードでペースが上がらないという大誤算。
そもそも、土曜のブルベで溜め込んだ疲労が
抜けてません。堤防工事中の箇所で迂回を強いられたりしつつ、
40kmほどサイクリングロードを走るのに
2時間もかかってしまいました。
本来なら、コース中でいちばん「稼げる」とこだったのですが。
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サイクリングロードに別れを告げ、
白石峠をめざして西へ進路変更。
風が味方になり、ようやく自分のターンが
回ってきた感じ。
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白石峠の麓にて。
都心の桜はもう散ってしまいましたが、
こちらはまさに春爛漫。眺めるだけで心が
癒されるような里山風景です。
しかし、ときがわ町からの上りはきついっす。
距離6kmほどで標高500mアップ。
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なんとも挑発的な橋です。
むろん、先が長いのでマイペースで登ります。
もっとも、全力だろうがマイペースだろうが、
足を着いたり、押したりしなければ、
あまり時間が変わらないのがヒルクライムだと思います。

速い人は20分台で越えるという白石峠ですが、
僕は40分以上もかかりました。すでに疲労困憊、心は輪行モード。
なにはともあれ、稜線伝いに定峰峠を越え、
秩父市街へ急降下。
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ほぼ100km地点となる道の駅ちちぶ。
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「あの花」コーナーが大充実。
夏には劇場版が公開されますし、
ますます秩父は人気を集めそうですね。
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ステッカーを買ったら
元気が出てきました(照)。
折れないように注意してサドルバッグに収め、
先をめざします。
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お約束のスポットはコースに盛り込み済み。
ちょうど12時に旧秩父橋通過。
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国道299号を淡々と走り、
埼玉・群馬県境の志賀坂峠へ。
ここまでの距離は130kmです。
当初、西秩父林道の矢久峠越えで
群馬に下るコースも検討しましたが、今回は
距離と時間を節約するために、シンプルに。
しかし、到着は14時……。

この時点で、小諸到着は
日没後では……と不安になってきます。
ブルベでは9時間以下で200kmを走ったこともありますが、
今回のコース、そして一人という環境では
思ったほどペースが上がりません。
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でもお腹は減ります。
道の駅上野で、いのぶた味噌ラーメンをいただきます。

以前、満腹状態で峠を登りはじめたら
眠くなって困ったことがあったので、
大盛りは控えておきました。
しかし、食べ終える頃には15時すぎ。
だんだん焦りが出てきます。
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十石峠へ至る国道299号線は、
冬季閉鎖が開けたばかりだというのに工事中。
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バイパス的な舗装林道、
矢弓沢線を進みます。
実はこちらのほうが、古来からの
十石街道の道筋に近く、情緒があります。

詳しくは、『シクロツーリストVol.5 街道特集』を
お読みいただけるとうれしいです(汗)。

矢弓沢線は距離7kmちょい。
これがキツい、キツい。特に序盤の2kmほどは
15%の勾配と荒れた路面が続きます。
クルマはほとんど来ず、
風が散らす木の葉(この季節なのに多い)や
擦れ合う幹の音だけが辺りを包みます。
かなり心細い道ですが……
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石仏に心がなごみます。
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ようやく十石峠に着いたのは
17時過ぎ。ここまで距離160km。獲得標高3000m。
いい加減つかれました……。

下界は気温20度以上あったのに、
標高1350mの峠は気温11度。ソフトシェルを着込み、
インナーグローブを装着して下りはじめます。
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佐久側の下りは勾配がおだやかで
路面もよく、快調に距離を稼げます。
それでも、浅間山が見え出す頃には
日が暮れてしまいました(泣)。
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乙女駅は19時に到着。
谷川さんが印象的だった乙女駅ですが、
夜の無人駅はなんだか怖いです。
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北原さんがたたずんでいた
乙女公園。なにか出そう……。
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檸檬先輩が振り向いた交差点?
暗くてよくわかりません(悲)。
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小諸城趾懐古園です。
ライトアップされていてホッとしました。
で、時間は19時半です。

池袋〜小諸の所要時間は
13時間半でした! これって、ブルベだったら
制限時間ギリギリです。

いつか、こんな舞台訪問ブルベを開催したいなあと
思っていたのですが、自分が制限時間オーバー寸前とは、
コース内容を要検討だなあと思いました。

僕の限られた脚力をもってして
明るい時間に小諸へ着くためには、
まだまだ作戦を練る必要がありそう。

できれば小諸で一泊して、
翌日ゆっくり舞台めぐりしたかったのですが、
仕事の都合でそうもいかず(泣)。
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小諸の滞在時間わずか30分。で、記念撮影。
足で貯めた標高がまだ600mもあるのに、
列車で下るという贅沢な(?)輪行です。

「あの花」から「なつまち」へ。

走るには走ったけれど、舞台訪問的には
なんら目的を果たしてない感じ。
達成感と無力感、ともに味わいつつ
再訪問を期して家路についたのでございました。

4月19日の追記
言うまでもなく、秩父で一泊するか、
秩父まで輪行すれば、余裕のある
ツーリング&舞台訪問が楽しめますね。
by cyclotourist | 2013-04-16 13:50 | おしらせ | Comments(7)
Commented by 441M at 2013-04-16 18:08 x
動機はどうあれ(笑)よくがんばりますねぇ。
「あの夏」まだ見てはいませんが、長男が見ていた「この花」の登場人物のあだ名「あ×る」には、お父さんビックリしてしまいました(笑)
今回の新車は息子も乗れるようにしてありますので、いつか小諸から十石峠を越えて秩父まで行ってみたいと思っております。
Commented by east_bred at 2013-04-16 20:07 x
懐かしいコースですネェ、半分だけですが(^^ゞ。
私ももう少し若い頃西武秩父から志賀坂峠~十石峠~麦草峠~杖突峠~分杭峠と越えて大鹿村に入った事が有ります。
昼過ぎに西武秩父を出たので麦草峠は真夜中になり5月の連休でしたが気温は殆ど零度になり寒かった(^^ゞ。
アチコチでタップリ休んで昼前に大鹿村に付きましたが距離よりも標高差がタップリでした(*^_^*)。
もうこの歳では出来ません。
Commented by パジャマ雄三 at 2013-04-16 22:17 x
十石峠はダートの時代に夜行日帰りの逆コースで何度も走りましたがコチラ側からはもう無理ですねぇ
タフなサイクルライフ敬服しますぅ~
Commented by hiro at 2013-04-16 23:00 x
平日に聖地巡礼サイクリング、ちょっと羨ましいです。
でも、走行距離と越えられた峠が編集長らしいですね。
北山を90キロぐらいで、翌々日筋肉痛の私にはとてもとても(笑)
私も距離は短いですが「中二病」から「ちはやふる」へ
ポタリングを実行してみようかなと。
Commented by cyclotourist at 2013-04-16 23:50
441M様
両アニメともぜひ見てください!
話はそれからです! というのはさておき、
新車、楽しみですね。息子「も」のつもりが
息子「が」にならないよう、走りましょ。
ちなみに、十石峠は群馬側から越えるほうが
達成感があるかもしれません。

east_bred様
コメントありがとうございます。
深夜の麦草越えとはスゴいですね。
年齢存じ上げませんが、
サイクリングに歳は関係ないかもと
夢を抱いている今日この頃です。

パジャマ雄三様
コメントありがとうございます。
夜行で信州に行く経験をしてみたかったですぅ〜。
サイクリングの環境は、昔と今の
どちらが恵まれていたのでしょうかね……。

hiro様
コメントありがとうございます。
週末より平日のほうが休みを取りやすいのです。
いいことなのか、残念なのか……。
近江神宮、行ってみたいです!
ちなみに、「あの花」と「なつまち」セットツアーは
監督が同じというのもポイント? です。
Commented by トトロ(@tri1021) at 2013-04-18 00:51 x
食だったり景色だったり、ロングライドに駆り立てる動機というのは色々ありますよね。
時には目的と手段が入れ替わってしまって『走るために走る』ってなこともあったりしますが。
去年秩父に行った時、街中あちこちにあの夏関連のタペストリーやポスターがあってちょっと笑ってしまった記憶があります。
どこに行ってもメンマがいるw
あの夏は観よう観ようと思いつつ未だに実現できていないので近々時間を作ってまとめて借りたいなあ。

そういえば湘南を走っていると”ここってエルフェンリートの舞台だったよなあ。”なんて思ったりしますが、さすがに古い作品なのであちこち変わっていて時代の流れを感じます。
そういう変化を感じるのも案外味わいかな、と。
Commented by cyclotourist at 2013-04-18 11:32
トトロ様
コメントありがとうございます。
秩父は「あの花」放映の前と後で
ガラリとイメージが変わりました。
「舞台」によって、興味が湧く
旅先が増えるのはいいことですね。
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