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シクロツーリスト&ランドヌールときどき模型の製作日記

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火器テスト[ガソリン編]

こんにちは、田村です。

Rさんのリクエストにお応えして(?)
ガソリンバーナーも比較してみました。
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ご登場いただくは、
最新式のSOTO(新富士バーナー)MUKA STOVEと、
我が愛するOPTIMUSスベア、
そして諸先輩ご愛用のPHOEBUSです。
それぞれ、国産、スウェーデン、オーストリア製です。
収納サイズは、どれもガスやアルコールタイプに
比べると圧倒的にデカイです。写真の本体に加え、
ガソリンを入れるボトルも必要になります。

今や絶版のPHOEBUSは、本誌でおなじみの
ベテランサイクリスト、Iさんからお貸しいただきました。
なんでもサイクリング部時代の愛用品だとか。
この場をお借りしてお礼申し上げます。
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まずはMUKA STOVEから
展開してみましょう。
燃焼器とボトルが分離したタイプです。
余熱不要と言うのが売りですが、
ポンピングを要するのはコールマンなどと同じ。
燃料を制御するダイヤルや各部のかっちりした
造りは、さすがに高精度な印象で
国産ならではと感じさせます。
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数十回ポンピング後、
ダイヤルをひねって点火すれば
すぐに燃焼。10秒ほどで炎が安定します。
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ガス編と同じように、
500mlの水を沸かしてみます。
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3分25秒ほどでグラングランに。
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お次はOPTIMUSスベア。
固形燃料を燃やして予熱します。
実際のキャンプ時は、別に固形燃料を用意するのが
面倒なので、ガソリンを適当に垂らして
火だるまにするのですが、部屋ではさすがに……。
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着火後、燃焼が安定するまで
2分ほどかかります。
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火力が安定してから、水を沸かします。
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3分ほどでグラングラン。
けっこう早いじゃん♪
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締めを飾るはPHOEBUS。
はじめて使わせていただきます。
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こちらも固形燃料で余熱。
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ブオーブオーと小気味よい
音を奏でながら燃焼します。
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着火後、安定するまで2、3分待ってから湯沸かし。
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きっちり締めたつもりの燃料口から
若干ガスがもれてるっぽい……。
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2分ほどで沸騰、えらく早い!

では、まとめてみましょう。

・水500mlの沸騰に要した時間

MUKA STOVE
 3分25秒 燃料消費:14g

OPTIMUSスベア
 3分5秒 燃料消費:11g

PHOEBUS
 2分14秒 燃料消費:12g

眼を疑うような結果です。
旧式になればなるほど、短時間で
湯を沸かしてくれました。

コンパクトさや、余熱が不要なこと(ポンピングは必要)、
燃焼安定までのスムーズさを加味すると、
国産最新型のMUKA STOVEが総合性能は
優れていると思いますが、数十年前の製品を
圧倒するほどではありません。

また、MUKA STOVEは確実性と引き換えに
ダイヤル操作などが煩雑で、
実地での「武人の蛮用」に耐えるのか
一抹の不安があります。
なんだか、国産のハイテク戦車と
本場欧州の無骨な戦車を比べている……
わけではないのですが。

以前のガスバーナーのテスト(というほど厳密じゃないですが)と
湯沸かしが短い順に並べてみたいと思います。


・水500mlの沸騰に要した時間

JETBOIL SOL(ガス)
 2分12秒 燃料消費:7g

PHOEBUS(ホワイトガソリン)
 2分14秒 燃料消費:12g

OPTIMUSスベア(ホワイトガソリン)
 3分5秒 燃料消費:11g

PRIMUS 114ナノストーブ(ガス)
 3分19秒 燃料消費:9g

MUKA STOVE(ホワイトガソリン)
 3分25秒 燃料消費:14g

trangia アルコールバーナー(アルコール)
 9分18秒 燃料消費:21g

Esbit ポケットストーブスタンダード(固形燃料)
 12分28秒 燃料消費:4タブ(計16g)

着火などの準備時間を考えると、
ガスの総合的な速やかさは揺るがないと思いますが、
ガソリンバーナーも優秀ですね。

いざとなったらクルマのガソリンを使えることを
考えると、調達性やコストパフォーマンスは
最良といえるのではないでしょうか。
ただし、ガソリン特有の臭いや
引火の危険性を十分に考慮する必要があるのは
ご承知おきください。

僕が持っていくなら……

・フツーの日帰りツーリング
 PRIMUS 114ナノストーブ(ガス)

・峠でコーヒーだけを飲む
 JETBOIL SOL(ガス)
 *魔法瓶でいいという説も……。

・二泊程度の短期キャンプ
 PRIMUS 114ナノストーブ(ガス)と
 trangia アルコールバーナー(アルコール)

・一週間程度のキャンプ(ここ20年もしてませんが…)
 OPTIMUSスベア(ホワイトガソリン)と
 PRIMUS 114ナノストーブ(ガス)

・家を追い出されたとき
 OPTIMUSスベア(ホワイトガソリン)

といったところです。

今回、ブログという場で発信し、みなさんに
コメントをいただけることがモチベーションとなり、
さまざまな火器を試すことができました。
あらためて、お礼申し上げます。

火器の魅力や選択基準は、火力や使いやすさだけでは
ないと思います。使用条件もさまざまですし。
思い出とか、すでに持ってるとか。

サイクリングにおける火器選びも、
自転車選びと同じくらい奥が深そうです。
で、けっきょく決め手は
「愛」じゃないかなあと思う、この瞬間です(照)。

サイクリングと二次元でしか、
愛を感じられなくなって久しい田村でした!
by cyclotourist | 2013-01-27 22:22 | おしらせ | Comments(7)
Commented by at 2013-01-27 23:06 x
早速ありがとうございます。なんだか触発されて、私も手元のストーブで試したくなりました。手元にはスイスのボルドバーナーと、コールマンのピーク1(旧タイプ)があります。ピーク1は死んでいるかもしれませんがぼる度は現役なのでやってみます。編集長のテストは室内ですね。室温はどれくらいに設定したのですか?
Commented by 441M at 2013-01-27 23:08 x
私のガソリンストーブはコールマンの「ニューピーク1」です。
’87の北海道行の際に購入しましたが、さすがに現在はお蔵入り
状態です。最近の優秀なGASストーブに対して優位性をまったく
感じないのが主な要因ですが、「思い入れ」が有り手放したくは
有りません。
なんて事を思っていたらTVドラマ「とんび」を見逃したじゃないかぁ(涙)
Commented by 子囃子 at 2013-01-28 16:36 x
私のガソリンストーブはオプティマスの8Rです。
使い始めてカレコレ( ̄ヘ ̄;)

ところが先日、ホワイトガソリンが無くなったので、コー○マンのECO CLEANというのを購入して、それを使用してサイクリングの途中でラーメンを作ろうとすると、お湯がなかなか沸騰しません?
火力が弱くなった?
その前まで使っていたホワイトガソリンではすぐに沸騰していたのに?
コー○マンに問い合わせても?でした。
火力が
Commented by cyclotourist at 2013-01-29 00:35
R様
コメントありがとうございます。
スイスのバーナーは存じ上げませんでした!
見てみたいものですねえ。
室温は、だいたい16℃でした。後半は
室温も少々上がったと思いますので、
旧式の沸騰時間の短さに影響を与えたかも知れません。

441M様
コメントありがとうございます。
ピーク1、僕も90年代に使ってました。
でも、ポンピング部が壊れましたね……。
テレビを見逃したことは、伏してお詫びします(笑)。

子囃子様
コメントありがとうございます。
8R、カッコいいですよね〜。
燃料の銘柄によっても性能差はありそうですね。
Commented by やの at 2013-01-29 22:40 x
Iさん愛用のホエーブス725の大型版625(通称大ブス)はサイクリング部の定番装備でした。ポンピングやプレヒートが必要でしたが、火力があって、赤ガスでも使えたところが愛用された理由だと思います。
カチカチというポンピングの音がキャンプ場に響くのが夏の朝の定番でした。

メンテさえすれば何十年でも使えそうでしたが、製造中止で消耗品が手に入らなくなったため引退を余儀なくされてしまいました。
Commented by cyclotourist at 2013-01-31 23:24
やの様
コメントありがとうございます。
大ブス……おもしろい通称ですね。
ホエーブス愛用者は
ブス専ですね(笑)。
消耗品の有無は、むずかしい課題ですね。
Commented by louis vuit at 2013-08-19 12:22 x
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