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シクロツーリスト&ランドヌールときどき模型の製作日記

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女性用自転車

こんばんは。田村です。

昨日は自転車乗りにとっての知の宝庫、
自転車文化センターへ行ってきました。

いつものように、過去の自転車関連図書を
「なんかパクれないかな……」と物色していると、
「ちょっと田村さん……」と、学芸員の方に声をかけられました。
パクるなんて嘘、 ちょっと参考にして
真似するだけですから〜お許しを……え、違う?

なんでも、某大学の学生さんが、
「女性用自転車」について調べるため、
自転車文化センターに来たとのこと。
ついては、ショップやメーカーの事情に詳しいであろう
(明らかに買いかぶり)
アナタもアドバイスすべし……とのことでした。

女性用自転車……

もっとも苦手なジャンルです。正直よくわかりません。

学生さんは理系の方で、もっと女性に適した
新しい形の自転車をデザインしたい……
とのことでした。
なんでも統計学を応用してCADで設計するとのこと。
とても真剣に考えてるようなので、
いちおうアドバイスらしきことを試みました。

「女性の方が多く訪れるショップにうかがい、どういった要望がお客さんから寄せられるのか、リサーチしてみては?」

「そのうえで、使用目的を絞り込んだ自転車を考えたら?」

「小径車や折りたたみ自転車なら、独創的なデザインが成り立つ可能性があるかも……」

 と、無責任な正論(?)ばかりアドバイスしてしまいました。

 ご承知のように、ここ数年各社から
「〜ウーマン」といったモデル名の付く自転車が登場しています。

でも、サイズが小さいことと、
ピンクや白いカラーリングだったりすること以外に
「男性用」との違いってあるのでしょうか?
価格が低めだとか? う〜ん。

自転車に限らず、乗り物って基本的には
性別に関係なく使いこなせるものだと思いますし、
そうあるべきだと僕は思います。

目的に応じた車種を選び、
体格に合わせてフレームのサイズを選ぶことは、
男女関係なく必要なこと。
色は結局のところ趣味ですからね……。

いわゆる“女性用モデル”を見ると、
プロデュースした人の思惑が聞こえてくる時があります。

「女性だから小柄だし、窮屈な姿勢は無理だし、しかもニブいから超スローピングにして……と。しかもメカが苦手だし、ケチだからコストは下げて……と。色だけは可愛くしてみっか。やっぱピンクか花柄でしょ」

無論、これは僕の妄想です。
所詮、男なんで、こんな発想しかできないんですよ。

実際のメーカーは、女性の声に基づいて、
真摯に物作りしてるのだと思います。
でも、明らかに「なんだかな〜」と思う女性用モデルもあります。

きっと、前述の大学生たちも、
そんな不満を漠然と感じてたからこそ、
女性用自転車をデザインしよう、と考えたのでしょう。
正直、難しいプロジェクトだと思いますが……。

ちなみに、ある書店様の調べでは、
『シクロツーリスト』の読者は15%弱が女性だとか。
僕の想像以上に多くてびっくりしました。
でも、女性用ランドナー、なんて特集はしませんよ。

やっぱり自転車はセックスレス、
もとい、もとい(それじゃウチだ)
自転車はユニセックスだと思います。
by cyclotourist | 2011-07-04 20:15 | おしらせ | Comments(7)
Commented by ゆっけ at 2011-07-06 02:53 x
はじめまして、田村様。
私も、『女性用自転車』という考え方そのものに、疑問を持っているひとりです。また田村様の妄想も、あながち間違っていないと感じています。
私の連れ合いは昨年、650Cのロードを渡辺捷冶氏に製作していただきました。
オーダーの理由は、彼女はクロモリロードが欲しかったのですが、身長150cmに満たないため、吊るしのクロモリフレームの完成車ではサイズがなかったためと、自分にとって最高の1台が欲しいという理由からです。
決して「『女性用の』クロモリロードが欲しかったから」という理由ではありませんし、何よりその、『女性らしい』パステルカラーや超スローピングがどうしても嫌でオーダーしたのです。
女性向けと銘打つのは、その方がメーカー様も店舗様も売り易いのでしょう。
しかし田村様の仰るとおり、自転車はセックスレ・・・いや、ユニセックスだと思います。男性、女性ではなく、体格や用途、性格に合った自転車ということが、自転車作りの本質ではないかと思っています。
Commented by at 2011-07-07 11:58 x
女性用自転車、興味深いですね。どの点がというと、男性と比べて、骨格が小さく、例外を除いて出力も低い、一緒に走ると不利(体力の消耗や速度、航続距離などの面で)になりがちなそれらの条件をジオメトリーや部材選択の上で、どう克服できるか、という点です。パワーが根本的に異なるケースが多いので、ユニセックスに出来る部分とは別に、考え方として一つのジャンルがあっていいと思います。
Commented by cyclotourist at 2011-07-07 14:30
ゆっけ様
コメントありがとうございます。
小柄な方にとって、オーダーメイドは救世主ですね。
SW WATANABEとはうらやましいです。
今後ともよろしくお願いいたします。

R様
コメントありがとうございます。
真の女性用自転車も存在しうるのかも
しれませんね。
Commented by キッチョム at 2011-07-07 23:09 x
最近、田村さん編集の本をすかさず買ってるキッチョムです。

それはそうと、女性用自転車というお題なら、やっぱりオーダー社のビルダーさんを紹介してあげるのが好いと思います。

こだわりと哲学をお持ちの方が多いですし、形にする所まで発展するかもしれないし。

そのプロセスを記事にして欲しいと思います。

Commented by 輪太郎 at 2011-07-09 17:01 x
今のツレアイと交際時代、84年暮れですか(27年前ですネ)、当時はまださほど一般的な名前になっていなかったTOYOでロードフレームをオーダーしました。色はピンク、シートステーの蓋に名前を刻印する内容でした。半年以上経って届いたフレーム、蓋には“TOYO”と刻印されていました(苦笑)。彼女は163と当時の女性としては長身だったので、490ミリで、特に女性を意識された内容ではなかったと思います。もちろん、ホリゾンタルで、700Cです。今は、フレームだけ、部屋に残っています。
Commented by cyclotourist at 2011-07-09 17:34
キッチョム様
コメントありがとうございます。
そうですね、機会があれば、女性による
オーダー車製作リポートなど掲載したいと思います。
今後ともよろしくお願いします。

綸太郎様
いつもコメントありがとうございます。
交際時代にオーダー車プレゼント、いいですね。
共通の趣味を持つ方を伴侶にされて
うらやましい限りです。
Commented by 輪太郎 at 2011-07-09 23:26 x
訂正です(笑)。自転車は、共通の趣味ではなく、私の趣味の押しつけです。その前に、数度、ポタリングはしていますが。結局、そのTOYOロードは、あまり乗られることなく、今に至っております。結果、フレーム自体は、ほとんど傷んでおりません。
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