ブログトップ

シクロツーリスト&ランドヌールときどき模型の製作日記

cyclo.exblog.jp

【プラモ作り】聖グロリアーナ チャーチル その1

こんにちは、田村です。

すっかり模型趣味のブログになってますが、
今は他に楽しいことがないのだから仕方ありません。
早く自転車に乗れるまで回復したいのですが、
あせっても仕方ないので、
新しいプラモデルを作りはじめました。
d0211129_0583170.jpg
タミヤの1/35スケール戦車プラモ、
チャーチルです。
自分が物心ついた時から存在してるプラモですが、
「こんなカッコ悪いの一生作らね〜」と
つい最近まで一顧だにしなかった戦車です。

さすがイギリスというか、第一次大戦から
引っ張ってきたような古くさいデザインに見えますし、
そのわりにはけっこう実戦で活躍してるという……。
新しいもの好きで判官びいきな
平均的日本男子の自分としては、
チャーチルには興味がありませんでした。

しかし、やっぱりガールズ&パンツァーの影響は偉大です。
ダージリン様、ペコちゃん、アッサム殿が駆る
チャーチルを見てからは、イギリス淑女にふさわしい
ノーブルオブリージュな戦車だなあと
見直した次第です。
だったら3年前に作ってればよかったのですが、
当時はもっぱら自転車で大洗へ行くだけで、
プラモに時間を割いてなかったんです。

時は流れ、劇場版でチャーチルはますます活躍。
ダー様もペコちゃんもアッサム殿もいっそう麗しく、
車内カットもやたら多いです。
そして、自分は骨折して模型専用おじさんみたいに
なってます(汗)。
いよいよ作る機会がやってきました。
ちなみに、プラッツからガルパン仕様のチャーチルが
出てるのはさすがに知ってますが、
中身は同じタミヤなので、デカールがないのを甘んじて、
半額以下と廉価なタミヤ製品を買った次第です。
稼ぎも少ない今日この頃ですから(汗)。

あと、先日できあがったBT-42は、
カットモデルのようで微妙に違うので
(ただ装甲板を外しただけ)
今度こそ挑戦しようと思った次第です。
ですので、聖グロの三人娘も
自作したいなと思っております。
d0211129_1151419.jpg
部品点数が多くなくて好印象。
このキットは「古いから……」と言われることが
多いみたいですが、部品点数が少なくて組みやすくて、
それでいて十分にリアルなら、言うことないと思います。
最近の戦車プラモは、そこまでやらんでも……と
あきれるような細かい部品が多くて、個人的には
苦手だと感じるキットが多い印象です。
d0211129_13304.jpg
キット自体は猛烈に
サクサクと組み上がります。
11対あるサスアームも一体成型でホッとしましたが、
パーティングラインがかなり目立つので、
それなりに消してみました。
d0211129_1184349.jpg
電池ケースの跡が微笑ましいシャーシ。
1977年に初版のキットですが、
近年に再販された際、モーターライズは
割愛されたんですね。
d0211129_1201215.jpg
分かりやすい説明書。
砲塔なんて、中に入る部品はひとつだけ。
車体側面にあるハッチ内側のレバーを除けば、
内装部品はいっさいありません。
d0211129_1213814.jpg
なぜか100均に並んでいた
ガルパン接着剤を使って製作スタート。
しかし、ビンが細くて倒しそうなので、
すぐに従来のタミヤセメントに戻りました。
d0211129_135030.jpg
砲塔に三人娘が物理的に入るのか、
付属のフィギュアとBT-42のフィギュアで
確認してみます。BTのフィギュアが妙に高飛車なので
拉致監禁してる図のようですが(汗)
なんとか三人乗りそうです。砲塔が空っぽなら……。
d0211129_1225578.jpg
車体内部を再現する気はありませんが
(操縦手はアニメに出てこなかったと思うので)
さすがに乾電池のマークはアレなので、
プラ版を貼ってなかったことにしておきます。
d0211129_1241282.jpg
砲塔内部を整形します。
表面のディティールは、40年近く前に開発された
キットとは思えないほどカチッとしてますが、
(当時からCADCAMで金型作ってたのでしょうか?)
内部は荒っぽいので(普通は見えないので問題ないです)、
ポリパテと紙ヤスリでざらっとなでておきます。
また、砲架を実車に近づけるため、
該当する部品の幅と奥行きを狭め、
固定方法も変更します。
d0211129_1265651.jpg
砲架と砲尾をプラ材でデッチ上げ。ほぼ空想の産物。
塗ればソレっぽく見えるかどうか……。
資料が乏しいことをいいことに、
手持ちのプラ棒、プラ版で効率よく
作っちゃいました。
ガルパンの設定本に、チャーチルの内部イラストも
ありましたが、BT-42に比べると簡略で、
それが悩ましくもうれしくもあり。
d0211129_1373869.jpg
車体底面に合うような高さで
砲塔バスケットを作り
あらためて乗員の収まり具合を確認。
心の目で見ても、聖グロ三人娘には見えませんが、
かなりキツキツです。砲塔内のスペースを
もう少し明らかにしないと、
せっかく自作しても無駄になりそうです。
ちなみに、ダー様はなにがなんでも
正座した姿勢で乗せたいところではあります。
d0211129_1411059.jpg
手持ちの資料を見つつ、
乗員に当たりそうな内装部品から
作り出すことにします。
フィギュアを先に作ると、ぜったいに大ぶりになって、
砲塔内はがらんどうになりそうなので。
d0211129_1425384.jpg
苦手な箱組ばかり(汗)。
砲と無線機のほかは複雑な形状の
装備品はなさそうですが、やたら
箱を積んでます。アニメ劇中で描写されてる範囲+αで、
ちまちまと作りました。
d0211129_1443424.jpg
箱のフタを留めてる
バックルとベルトを、0.3mm真鍮線と
0.3mm銅板で作りました。しかし、こんな細部を
作り出してると、永遠にフィギュア作りに入れませんし、
自分の技術と道具ではどうしても無理があるので、
このくらいにしておきます。

BT-42で学んだのは、適当に作った内装でも、
フィギュアを乗せれば粗が目立たない、ということ(笑)。
d0211129_1461127.jpg
砲塔を車体にセット。
すると、着座してるシーンしかない
砲手のアッサム殿は、砲塔を切り欠いただけでは
ほとんど顔しか見えないことが判明。
せっかく作っても、これでは少し空しいかも。
d0211129_14753100.jpg
思い切って、車体も
切り欠くことにしました。
筋彫り用のPカッターを使って。
d0211129_1482851.jpg
すると、チャーチルのヘンな履帯と
キットの部品構成故に、かなり微妙。
本来、こんなに仕切りはないと思うのです。
(あるのかもしれませんが)
実車では、上下履帯の間のスペースを
各種の荷物入れにしてるようで、
写真のようにヘンな壁や隙間はないはずです。
こうなってしまってる一因は……
d0211129_1514690.jpg
車体に妙な
バルジがあるからでは、と気づきました。
おそらく電池のスペースを確保するために、
こういうカタチと部品構成になったのかと……。
実車もこうじゃないですよね!?
d0211129_1534069.jpg
バルジを切り落とし、プラ版を
貼って平面にして、外側の装甲板と
それなりにつながるようにしました。
d0211129_1545485.jpg
砲塔内に、スペースを取る
砲尾や箱をセット。
無線関係のディティールはほとんど
手つかずですが、とりあえずスペース出し。
d0211129_156284.jpg
これなら、アッサム殿の
おみ足も見えるはず。入るように
作れるかどうかが激しく不安ですが(汗)。
上側の履帯が見えるようになったのは、
チャーチルらしくてなんだか楽しいです。
いずれ、砲弾ラックなどを想像で都合よくデッチ上げて、
アッサム殿はのぞけつつも、
前方の運転席や車体右側のがらんどうが
ばれないようにしたいと思います。
d0211129_1591819.jpg
こんな状態なので、
作り出して三日も経つのに
まだフィギュア作りに入れません(涙)。
今週末は珍しく取材の予定があって
模型三昧できないのが残念ですが(汗)、
こつこつ進めていきたいと思います。
# by cyclotourist | 2016-09-29 02:38 | 模型作り | Trackback | Comments(0)

【プラモ作り】継続高校BT-42 その6

こんにちは、田村です。

早いもので、左足を骨折してから
2ヶ月以上が経ちました。先日の検診で、
40kgまで荷重をかけてよいという許可をいただき、
松葉杖一本で歩くことができるようになりました。

右手で杖を抱えて、折れてない右側の足に体重を
かけるようにして歩くんですね。
やってみるまで分かりませんでしたが、
腕が疲れず、しかも左手は手ぶらになったので、
歩いたり物を持ったりがだいぶ楽になりました。
とてもうれしいです。

この調子だと、杖なしで歩けるようになったり、
自転車に乗れるようになった時は、
もう本当に快感だろうな〜と楽しみです。
骨折なんてするもんじゃありませんが、
歩けることや、物を持てることだけで
嬉しい気持ちになれるのは、それはそれで
幸せなような気がしないでもありません。

そして本日、入院中に夢見ていた模型が
ようやく完成いたしました。
d0211129_0414963.jpg
BT-42に搭乗する
継続高校の三人です。
d0211129_0444466.jpg
半月前はコレでしたからね。
我ながら作り上げることができるのか
成算はなく半信半疑でしたが、
あきらめずに手を動かし続ければ、できるってもんだ。
その時間を作れた一因が骨折ですし、
そもそも作ろうと思ったのも入院してたベッドの上でしたから、
まさに怪我の功名と言うべきでしょうか(汗)。

また、いまも毎晩、超音波を出す
骨折治療器を使ってるのですが、
これに一時間くらいかかるので、ブログを更新したり
アニメを見るのにぴったりなのです。
d0211129_0493871.jpg
フィギュア作りの最終工程となったのは、
「手首」でした。今回の三人は、
それぞれが両手で物を持っています。
ミカはカンテレ(これもガルパンで初めて知りました)、
アキは装薬、ミッコはハンドルです。
作りはじめた当初から、こうした物を持つような
ポーズを考えていたものの、最終的には
手首で帳尻がつくだろうと甘く見てました。
しかしやっぱり難しく、腕全体を調整することに。
また、手首はエポキシパテで作ったのですが、
両手を同時に作ろうとすると
いつまでも位置が決まらずキーッとなったので、
片方ずつ作ることに。硬化時間の分、時間も
かなりかかりました。そもそも、1/35スケールで
リアルな手を作ること自体が難しく、
なんとかそれっぽくなったと自分が思えるレベルに
するだけでも這う這うのテイです。
d0211129_059984.jpg
スプレーのサーフェイサーを吹いて、
様子をみます。使ってる造形村のサーフェイサーは
ほぼ完全なつや消しなので、キズが目立ちにくいのが
利点というか、難点というか。
光沢に耐えうる表面仕上げは自分には無理なので、
基本的につや消し仕上げで済むフィギアや戦車は
助かります。
d0211129_122475.jpg
次に白を吹きます。
隠蔽力の強い、Mr.カラーのクールホワイトを使っても、
なかなか真っ白にはなりませんが、
肌色の部分はなるべく白くなるよう、
しつこく吹き付けておきます。
d0211129_133737.jpg
肌色を吹きました。
こうした小さいフィギュアを塗るセオリーみたいのが
分からないので(大きいフィギュアも試行錯誤ですが)、
とりあえずここまではエアブラシを使い、
ここから先は筆塗りします。
d0211129_155028.jpg
まずは髪とジャケットを塗ってみました。
勝負どころの瞳を塗る前に、表情の印象に影響を
与えそうな箇所を塗ってみたのです。
d0211129_164868.jpg
瞳をクールホワイトで塗ったら、
まつ毛と瞳の縁取りを0.3mmのコピックで書きます。
筆よりも狙った位置に線を書きやすいと思えるので、
とりあえずアタリとして、です。
この段階ではなんだか絶望的な
お顔になってしまって泣きたくなりますが、
くじけずにがんばります。ちなみに、肌と白目を
ラッカーで塗ってるので落とすことも可能ですが、
きれいに拭き取るのは難しいので
(クリアーを塗っておけばいいのかな?)
基本的には後でアクリルを塗り重ねることで
フォローします。
d0211129_1113531.jpg
アクリル絵の具をプラ版の切れ端に出して
ちまちま調色して瞳まわりを塗っていきます。
塗料皿くらい買えばいいのに、つい面倒で(汗)。
d0211129_1124526.jpg
塗りました。
あいかわらずヘタクソで悲しくなります。が、
似てるんじゃないか? と思い込んで納得します。
1/8でもうまく塗れないのに、1/35がうまく
塗れるはずもなく……。
ちなみに、娘が見たところ
「顔面崩壊してる」と、これまでになく
きっついコメントをいただきました(泣)。
d0211129_1154663.jpg
カンテレを塗ります。
ここは我ながら工夫したところで、
まず、180番という粗い紙ヤスリでひとこすりして、
半ば運任せに筋目を入れてから塗りました。
d0211129_120313.jpg
いわゆる木甲板色のタンで塗った後、
アクリルの茶色を重ね、軽く綿棒でぬぐいました。
すると、筋目に茶色がほのかに残って、
なんとなく木目に見える……見えませんか?
個人的には、簡単に木材感が出せたと思ってます。
d0211129_123522.jpg
こうした塗装後に、伸ばしランナーで
弦を再現。黒いランナーを使ったので、
塗らなくてもそれっぽく見えるかと……。
本来は10本くらいあるみたいですが、
自分の技術では無理すぎます。
これでカンテレ完成〜と喜んだのですが、
ミカに持たせる時に腕に弦がこすれてよれてしまい、
仕上がりはだいぶ情けなくなりました……。
d0211129_1254488.jpg
だいたいの塗り分けを終えた後、
アクリル絵の具やタミヤのウェザリングマスターで
陰影や色味を調整。ウェザリングマスターは、
少ないリスクで効果的に肌の色味を複雑にでき、
とても便利なアイテムですね。
d0211129_1275243.jpg
つや消しクリアーを吹いて仕上げ。
ブーツとか瞳はつやがあったほうが
いいかと思いますが、そんな表面状況にないので、
全体をつや消しにしてしまいます。
あと、左胸に「継」と書いてあるのは知ってますが、
塗りようがないので割愛します。
プラッツのフィギュアだとデカールなんでしょうね。
本当は、参考用に入手したかったところですが、
それを見たら自作する勇気が潰えそうなので(汗)、
控えてしまいました。根がビビリなんで……。
d0211129_131324.jpg
百円玉と大きさ比較。
こんなに小さいんだから
ショボくても勘弁……という言い訳みたいな写真。
実際やっぱり小さくて、2.5倍のルーペをかけて
作業しても、自分の眼と指ではこれが今の
限界でございます。でも、
以前作った「リボン」の二人よりも、
自分比ではかなり上手にできたと思います。
特に、ミカとアキの足回りはかなり頑張ったと
自画自賛したくなるのです。
ちなみに、パンツは特に再現してません(汗)。
d0211129_1344480.jpg
乗車させると足なんて
まるで見えません(笑)。
それでも、こうして乗せることができて
我が半月に悔いなし、でございます。
ミカの頭が1mmくらい砲塔から飛び出てたり、
ミッコの頭がターレットに当たってるとかは、
言わなければ分かりますまい(汗)。
d0211129_1365923.jpg
砲塔のなかはキツキツ。
戦車の乗員は、お互いに仲がよくないと
務まらないだろうなと思ってしまいました。
少なくとも、おっさんが揉み合ってるような
状況よりはコレが素敵。アニオタとしては(汗)。
d0211129_1394154.jpg
戦車としてはそんなに大きくない
BT-42なので、フィギュアが
それなりに目立ってくれるような、
言わなければ分からないような……。
なにはともあれ、作りたい、いいな〜と思っていた
シーンを再現できてよかった、です。
もう少しどうにか……と思うところも多いのですが。

「人は失敗する生き物だからね。大切なのはそこから何を学ぶかってことさ」
(ミカ)

ですよね〜。

追記
d0211129_1873371.jpg
アキが持ってる装填棒(?)と
ニョロニョロみたいな髪留めを
忘れていたので、追加しました。
# by cyclotourist | 2016-09-23 02:30 | 模型作り | Trackback | Comments(7)

【プラモ作り】継続高校BT-42 その5

こんにちは、田村です。

休日は模型作りがはかどります。
いつも休日みたいなものですが(汗)。
d0211129_223878.jpg
BT-42の製作が
ひとまず終了しました。
やっぱり、フィギュアより先に完成。
ここ三日で一気呵成に急速進行です。
勢いでいろいろイジってデッチあげたのですが、
その過程を振り返ります。
d0211129_2261495.jpg
すっかり忘れていた、
キットと劇中の相違点をそれなりに再現。
砲塔右前に貼視孔を追加します。
劇中仕様は、妙に左右対称になっています。
この位置に覗き穴があっても、
照準器があるので接眼できませんが、
自己満足のためにとりあえず再現。
マスキングテープで位置を決め、
ピンバイスで開口してからデザインナイフで
四角い穴に整形しました。
この下にある、円錐形のボルトとピストルポートも
プラ棒を削って適当に再現しました。

あとは、劇中仕様ではジャッキが外してあって
取り付け金具だけ残ってるので、それも作りました。
ほかに大きな変更点としては、左側の工具箱の
寸法違いなどもあるのですが、それは追って。
d0211129_2323426.jpg
天下のクリスティー式サスペンションを
猛烈に適当にデッチ上げました。
第二転輪だけです。そのわけは……
d0211129_2333597.jpg
車体が傾いてる状態を
再現するためです。
せっかくフィギュアを乗せるので、
戦車のほうにも躍動感を与えたいなと思った次第。
このアングルだといまいち分かりませんが、
加速してリアが沈みつつフロントが上がり、
なおかつ右にハンドルを切ってるので
車体が左に傾いてる……という状態にしました。
クリスティー式の大ストロークぶりを
見せつけるようなシーンにしたいな、と。
d0211129_237277.jpg
このキットには、自分の苦手な
エッチングパーツが付属してますが、
曲げる治具があるので簡単に曲げ加工できます。
このあたりはさすがタミヤだけに親切だなと思ったり、
別にプラのモールドでいいじゃないかと思ったり……。
あんまり精密に再現されては、
自分が作った内装のショボさが目立つばかりです(汗)。

このように着々とキットの組み立てを進めていったのですが、
ふと思うことがありました。
クリスティー式をでっちあげて姿勢制御したあたりから
考えていたのですが、キットと劇中仕様の違いを
再現するなら、ディティールよりも重要な要素が
あるのではないかと……。

それは「時間」です。
劇中、BT-42が最初に登場した時はピカピカでしたが、
対カール戦に投入されてからのBT-42は、
その奮闘ぶりと比例して、どんどんボロくなっていきます。
特に、「クリスティー式なめんな」状態になってからは、
履帯がないのはもちろん、その直前に発生した
パーシングとの接触によって、右側面がかなり
ひしゃげており、誘導輪も紛失。汚れも加わってます。
そして、最終番の「トゥータ」の時に至ると、被弾によって
いっそうボロボロになって片輪走行してますね。

個人的には模型をあんまりボロくしたくのですが、
クリスティー式なめんな状態を再現したいなら、
右側面のダメージだけは欠かせません。
これを再現しないということは、ガンダムが五体満足で
ラストシューティングしてるようなものかもしれません。
d0211129_2394497.jpg
右側面のダメージを再現するため、
フェンダーと工具箱を0.1mmの銅板で作成。
プラスチックのままでは、ひしゃげたり歪んだりした
状態をリアルっぽく再現するのは難しいと判断しました。
(自分の経験と技術では)

前回、IV号のシュルツェンを同じように銅板で
置き換えたとき、そのダメージ加工のしやすさを
実感したので、今回にも応用することにしたのです。
一見面倒な工作のように見えますが、
薄い銅板なのでカッターで切れますし、
浅くカッターで筋を入れるとキレイに折れ曲がります。
工具箱もシンプルな形状なので、簡単な
展開図を切り出せばOK。
ただし、素材が薄い分、歪みやすいので正確な
仕上がりは自分には無理ですが、ここでは
歪ませるのが目的なので、なんの問題もないのです、たぶん。
d0211129_2585584.jpg
このように、劇中で
大きなダメージを被った部分だけを
銅板に置き換えました。本来なら、
反対側も同じように作り直したほうがいいのでしょうが、
なぜか左側は劇中でほとんどダメージを受けておらず、
キチッとしたカタチを保ってます。それを自作するのは
無理っぽいので、片側だけでお茶をにごしますのです。
d0211129_313595.jpg
適当な棒でたたくと、
リアルに凹んでくれました。金属万歳!
d0211129_333749.jpg
ようやく塗装に入ります。
継続さんのBT-42は迷彩塗装なので、
グラデーション塗装は必要ないかと思いましたが、
いちおう試みます。
今回は、黒一色に塗ってから立ち上げてみます。
d0211129_35957.jpg
平面的な、光のあたりそうなところを
白で塗ります。
前回のIV号では、ものの本をパクって
白→黒のシャドー吹きを下地としましたが、
あとからシャドーを吹くとどうしても不自然になったので、
先に黒を吹いた次第です。
ただ、当然ながら全体に黒っぽくなるので、
どっちの方法がよいかはケースバイケースだと思われ。
d0211129_372061.jpg
基本色となるグレーを吹きました。
『アーマーモデリング』誌に載っていたBT-42の
作例どおり、Mr.カラーの333番、エクストラシーグレーという
色です。こんな濃い色でいいのかと思いましたが……
d0211129_391842.jpg
迷彩色として白(に近いグレー)を
吹き重ねていくと、いい案配に全体が
明るくなってきました。やっぱり、
紙媒体の情報は信頼できますね!?
この、もあもあに白が入り乱れてる迷彩も
難しそうだなと思ってましたが、かなり薄めて
吹いていけば、少々失敗しても目立たないので、
何度か吹き重ねていくうちに、なんとなく
それっぽい迷彩になってきました。
まあ、自分が「それっぽい」と思えるだけの
レベルではありますが(汗)。
d0211129_3125227.jpg
合間をみて、転輪も
塗り分けました。面倒なようでも、
マスキングしてエアブラシで塗装。
うまい人は筆塗りでサクッと塗り分けるのでしょうが、
こちらは急がば回れ、です。
マスキングテープをはがしたとき、すっきり
色分けできてると、けっこう快感です。
d0211129_3145389.jpg
汚し塗装は苦手ですが、
今回は挑戦します。
砂塵舞うシーンでしたので、そんな風合いを
加えたいところ。汚したいけど汚いのはイヤなので(汗)、
アクリル絵の具でサーモンピンクに近い色を作り、
ペタペタと塗ってから適当に拭き取ります。
d0211129_3172093.jpg
拭き取り後。
もとがキレイ目な色なので、
ホコリっぽさはあるけどさほど汚らしくない感じに
なったと思うのですが、どうなんでしょう……。
最近はいろんなウエザリング用の塗料があるようで、
試したいなと思いつつ、今回もアクリル絵の具で
誤摩化しました。
d0211129_322531.jpg
こうして、ひとまず
BT-42の完成でございます。
車体側面はサーモンピンクで汚しましたが、
それ以外はオレンジ色に近い明るい茶色で
ウオッシング的に着色し、無彩色で寂しい
車体に変化をつけてみたつもりです。

結局、いわゆるカットモデルはあきらめ、
(カッコいい切断ラインを決められない。汗)
装甲板を外しているような状態にしました。
砲塔天板やハッチは部品を付けてないだけですが、
加えて砲塔側面と車体上面・前面の一部は
カットしています。
これならフィギュアもよく見えそうです。
それら装甲板の境目は、前述の茶色で
サビ色っぽく汚しつつ、なんとなくカットラインに
見えるようなアクセントにもしたつもりです。
d0211129_3273142.jpg
主役の三人娘も、
だいたいカタチになってきたような……。
エポパテを盛ってカラダのラインをジャージっぽくして、
襟や靴ひも(←無理芸)などをデッチあげました。

文字通りこっちのフィギュアが主役で、BT-42は
ジオラマ台みたいなものなので、
なんとか可愛く仕上げたいものです。
# by cyclotourist | 2016-09-20 03:38 | 模型作り | Trackback | Comments(2)

【プラモ作り】継続高校BT-42 その4

こんにちは、田村です。

「ラブライブ! サンシャイン!!」を見て泣きそうになったり、
(自分はヨハネ推しですかね)
「マクロスΔ」を見て手に汗を握ったりしつつ、
(やっぱりミラージュさん)
BT-42の内装をせっせと作る今日この頃。
d0211129_252527.jpg
ようやく、ひととおりデッチあげました。
乗員のスペースが心配なほど
砲塔はみっちりメカが詰まりました。
それでは、作業を振り返ってみます。
d0211129_27185.jpg
砲塔右側後部の砲弾ラックの素材です。
砲弾は伸ばしランナーの基部を使い、
あとはひたすらプラ版、プラパイプ、プラ棒の切り貼りです。
d0211129_281086.jpg
砲弾、ラック、固定具とそれぞれ
色が違うので、バラバラの状態で塗ってしまいます。
d0211129_284581.jpg
積み込み完了。
d0211129_291031.jpg
いちばん不安だった砲の照準器。
構造が複雑で、設定資料を見ても
カタチが自分には理解しきれなかったので、
作りやすいカタチに置き換えつつデッチ上げました。

実車の資料とかあるのでしょうか……探そうとも
してませんが、あえていえば、ガルパンの場合は
そうした実車資料探しをしなくて済む(と割り切れる)のが
魅力でもあるのではと思います。
スケール物のプラモデルって、のめり込むと
作るよりも調べるほうに時間がかかってしまって、
それはそれで面白いのですが、若干本末転倒のような
気もします。けっきょく、調べれば調べるほど、
作る気力がなくなっちゃったりして……。

このあたりの葛藤も、自転車趣味と模型は似てるかも?
いじる・走る、調べる・作る、いずれも楽しい営みですが、
どちらの趣味も後者が本筋でしょうからね。
……な〜んて、とりあえず作ってる自分を弁護します。
走ることは今はできませんからね(汗)。
d0211129_2195895.jpg
でかすぎた(汗)。
いちおう、高さ15mmくらいに収めるべく作りはじめたのですが、
できあがったら1.5倍くらい大きくなってしまい、
砲塔の右前がほとんど埋まってしまいました。
しかし、手持ちの材料と技術では
作り直してもこれ以上小さくする自信がないので、
もうコレでよしとします。
こうした自作ものに挑む時は、もう少し
各種サイズの素材を用意しとくべきでした。
あと、流用できるパーツの知識と財力がほしい(汗)。
d0211129_222817.jpg
黒く塗って軽く銀色をこすりつければ、
なんとなくソレっぽく見えます。
BT-42の砲は、元は野砲でイギリス製の骨董品とのことですが、
こうした照準器はさすがに新造したのでしょうか。
たぶん、BT-42の装備品でいちばん精密で高価そうな
代物に思われます。もしフィンランドが独自に
作ったのだとしたら、当時からかなりの技術水準が
あったのだと思われます。
日本のニコンが、こうした照準器など
光学兵器を作っていたのは有名ですが、
もしかしたら、フィンランドにもそうした優秀な
精密機器メーカーがあるのかもしれませんね。
d0211129_227145.jpg
でかすぎた照準器のせいで、
砲を俯仰させる装置がキツキツになりました。
もともとヘンな構造のようで、ハンドルからユニバーサルシャフトが
伸びてます。それっぽくデッチ上げましたが、
とても動くとは思えません(汗)。
模型だからこそ、動きそうな構造を再現したいものですが、
ちょっと自分にはオーバースキルで無理芸でしたね……。
d0211129_2323766.jpg
砲塔の内装がひと段落したので、
すでに作っておいた車体の内装を
塗装します。工作に比べると時間はかかりませんが、
デキをより大きく左右するのは塗装ではないでしょうか。
ガルパン車両でもあり、乙女にふさわしくキレイな
仕上げがいいなと思ってましたが、ふつうに
塗っただけではあまりにショボいので(しょぼい工作故に)、
薄めたアクリル絵の具で軽く汚しを入れました。
こうした汚し塗装はエナメル塗料が定番ですが、
アクリルのほうが拭き取った時に
キレイにしあがる印象です。乾くと落ちにくいですが。
d0211129_2404235.jpg
塗りました。
ガルパンの劇中シーンをあらためて見て、
それっぽく塗り分けたつもり。
戦車に乗ったことがないので分かりませんが、
実際は配線とか配管とか作動策が
もっとびっしりとあったんでしょうね。

こうして砲塔と車体の内装を作ると、
実はミッコがいちばん優秀なんじゃないかと思えました。
砲塔に乗ってる車長のミカと離れているし、
(楽器引いてるだけだし…)
どう考えても俊敏に旋回や俯仰できない砲を
命中させたのは、ミッコの操縦技術と戦術センスの
賜物ではないかと思った次第です。
d0211129_2493167.jpg
その乗員も作業を進めてます。
プラ棒+ポリパテは、作業効率がよくて
自分的にはたいへん気にいりました。
以前つくった、「リボンの武者」の二人は
真鍮線を芯にしてエポキシパテで作りましたが、
その時の苦労がうそのように、さくさくと
作業が進みます。
d0211129_2511190.jpg
サーフェイサーを塗って
表面を整えていきます。
今回は複製を考慮してないので、なるべく
一体のまま作ってます。すると、とても楽です。
複製しなくても、ヤスリ掛けの便などを考えると
分割したくなりますが、そうするとバランスが崩れたり、
その修正やカタチを見るための組み立てに
時間がかかっていたことを実感しました。
この後で、腕だけは別体にしましたが
フィギュアはなるべく分割しないで
作業を進めるのがいいんだなと、今さらながら
気づきました。
d0211129_256569.jpg
エポキシパテで
前髪を作りはじめました。
似てくれますように……と、祈るような気持ちです。
メカは分かる人にしか違いは分かりませんが、
フィギュアはウチの娘にもダメだしされますからね(汗)。
# by cyclotourist | 2016-09-17 03:06 | 模型作り | Trackback | Comments(4)

【プラモ作り】継続高校BT-42 その3

こんにちは、田村です。

秋雨のおかげで外出もままなりませんが
(松葉杖だと傘がさせません)
涼しい風が窓から入ってくると、
それだけで気持ちいいものです。秋に生まれたせいか、
秋はいちばん好きな季節です。

さて、BT-42は砲塔の内装再現に入って、
三日目になりました。
d0211129_12872.jpg
左側の構成要素が
ほぼ揃いました。
オタクゆえの集中力を発揮し、チマチマした作業を
飽きずに続けた結果でございます。
ちょっと仕事しつつも、一日のかなりの時間を
模型作りに費やしております(汗)。
誰得か分かりませんが、
ここ三日間の作業を振り返ってみたいと思います。
d0211129_1313755.jpg
まず、部品内側を整形。
本来は見えない内側も、
さすがタミヤというか本当にキレイなのですが、
ピンホールみたいな凹部や部品の差し込み穴、
勘合用の段差がいつくかあるので、
パテ盛りとヤスリがけで平滑に。
シートは切り落とし、後で作り直します。
ターレットにある、車体と勘合させる切り欠きを
抜くための穴も埋めておきます。
d0211129_134172.jpg
砲塔も、隅のほうにある部品から
作っていきます。まずは砲弾ラック。
プラ棒にプラ版を巻いて段差を再現したり、
穴を空けたプラ版を重ねたりして、
設定画にあるディティールを再現。
筋彫りできればベストなのですが。
自分の技術と知識と道具では無理。

このあたりで気づいたのですが、
砲塔の構成要素は入り組んでいて、
筆も入らないような箇所ばかりです。
部品を作るまではいいものの、組んだ後は
塗装できないんじゃなイカ? と思います。

インテリアがある戦車やクルマのプラモを
作った経験がほとんどないので、
手順や塗装のタイミングが分かりません。
しかも、ガルパン劇中を見ると、けっこう
細かく色分けされています。
d0211129_1412440.jpg
心理的にかなり面倒ですが、
ある程度の塗装と組み立てを
並行して進めることにしました。
塗ると、工作精度の低さが露呈されて
凹みますが、どうせよく見えないからと
割り切ります。だったら内装を作る意味はあるのかな?
とかは言わないでください(汗)。
d0211129_144252.jpg
砲塔の内面も塗って、
作っては塗り、塗ったら組んで、組んだら接着という
入り組んだ作業となります。
図面を引いてない現物合わせのため、
ある箇所を組まないと、それに隣接する
構成要素の寸法とかが出せないので、
先に進めないのです。

切削や塗装、組み立てという、それぞれ道具や
心構え(?)が異なる作業が交互に発生するので、
当然ながら進捗は遅くなるのですが、
現物合わせでは致し方ありません。
諸先輩は、内装の組み立てと塗装を
どのように進めているのか知りたいところです。
こういう段取り的な解説って、本やWebにも
あまり紹介がなくって、手探りで進めてます。
d0211129_1501458.jpg
左側後部の無線機を作ります。
苦手な箱組の出番です。
BT-42の無線機は、無線機本体の箱を
枠に乗せてるような構造なのですが、
この枠がくせ者。「口」のような形は、
いっけんプラ版を切り抜くだけに見えますが、
小さいので特に内側がガタガタになります。
このあたりは0.3mmプラ版を使ってるので、
切るのは楽なのですが、真っすぐとか直角に切れるかと言うと
また絶望的に難しく……。

そこで、辺ごとの細いプラ版を接着し、
四角形の治具(というかタダのプラ版)に
沿わせて接着して作ることにしました。
どのみち大した精度は出ませんが、少なくとも
内側の四角形をきっちり出しやすいので、
ぱっと見、ちゃんと作れているように見える気が
しないでもありません。

自分の限られた知見での「たぶん」ですが、
望む形をキレイに作るためには、その形を
分解して、自分が作りやすいように、
手持ちの道具や技術でキレイにできるように、
カタチを再構築するような手順を考えることが
大切なのだと思います。

思い起こせば、自転車のハンドメイド工房などを
取材で拝見した時も、火を噴いてロウ付けする時間よりも、
治具に部材を据え付けたり、その治具を工夫したり
してるのが印象に残りました。
プラモデルも、基本は同じなのかも知れません。
同じと思ったら怒られそうですが(汗)。
d0211129_1565585.jpg
無線機の筐体と積載用の
枠をでっちあげました。
偉そうなことを書いたわりには、
ガタガタのフニャフニャ(悲)。
d0211129_204169.jpg
筐体、枠、そして操作板を
それぞれ別々に塗装しておきます。
操作板につけるダイヤル的なものも、
大きめな物はプラ棒やプラ板切り出しで
作っておき、マスキングテープに付けから
(手では持ちようがないので)
エアブラシで塗装しておきました。
操作板とダイヤル類の色が違うので、
双方をくっ付けた後では、キレイに塗れないことが
容易に予測できたからです。
繊細なモールドもデカールも作れませんから、
自作のメリットを活かし、せめて塗り分けだけでも
すっきりと仕上げたいと思った次第。
d0211129_24315.jpg
小さなボタンは、塗装後の板に
黒いランナーを伸ばして切った
小片を接着して、ダイヤル風に。
つまり、ちゃんと塗らなくてもそれなりに
見せるという苦肉の策です。
設定画にあるダイヤル数や配置は
再現できず、半分くらいにはしょってます。
また、この無線機ラックの下にも何か箱があるのですが、
もうスペースがなくなったので無視します(汗)。
d0211129_263293.jpg
無線機が完成、したことにします。
d0211129_27953.jpg
合間に覗視孔(覗き穴)あたりの
部品を作ったりして、
なんとか砲塔左側の内装が揃ってきました。
だいぶ各部が破綻してきて、砲弾ラックが大きすぎて、
覗視孔に接眼できないだろうとか、
あるはずのピストルポートを塞いでるとか、いろいろ
やばい箇所はあるのですが……とりあえず、
砲塔を旋回させるハンドルが可愛いので気に入りました。
車格以上の大きな砲を積んでる重そうな砲塔なのに、
思いっきり手動なんですね。
ギヤボックスと思われるボルトだらけの
箱にハンドルが付いてるので、それなりの
腕力でも回るギヤ比になってるのでしょうが、その分、
旋回スピードは相当に遅かったのでは。
劇中では、アキがカラダを上下させながら
セッセと回してましたね。
旋回ハンドルは右にもあるので、本来なら
ミカも手伝わなければいけないのに……。
d0211129_2115459.jpg
ほとんど放置状態の三人娘ですが、
砲塔右側の内装を作る前に、
もう少し整えたいと思います。
内装を作り終えたらフィギュアが入らなかった……
というのでは、あまりに悲しいですからね〜。

その前にむしろ、カットモデルらしく
砲塔や車体のカットラインを決めたいのですが
(そうしないと、どこまで右面内装を作るべきかも分からない)
びびって手が動かない今日この頃です。
# by cyclotourist | 2016-09-14 02:28 | 模型作り | Trackback | Comments(4)