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シクロツーリスト製作日記
cyclo.exblog.jp
初めての輪行サイクリング
こんにちは、田村です。

今朝、いつものようにプリキュアを見終えた娘が
「リンコー行こうよ」と
言ってきました。珍しく気が変わらなかったようです。
出発は西武線の池袋駅。
特急レッドアロー号で一路、秩父へ。
引きづりながらも
自分で輪行袋を移動させる娘。
「早く乗らないと!」
父が頼りにならないと、娘はしっかり者に
育ちますね。
終着の西武秩父駅で下車。
降りた瞬間から、秩父は
あの花」ワールドです。

今回のテーマは、アニメ「あの花」の
舞台巡り、です!
ほんと、このアニメ泣けるんです。
そして秩父のさまざまな場所が舞台なのです。

しかし、四十男ひとりで
巡礼を実行するのは若干気恥ずかしくもあり、
かといって一緒に行ってくれる仲間もいない(悲)……

そこで用意周到に昨年から娘にアニメを見させ、
補助輪なしで走ることを覚えてもらい、
輪行まで教えた次第。思えばここまで長かった…。
禁断の(?)車輪を
外さない輪行。でもブロンプトン並みに
コンパクトになるのは、さすが12インチ車。
袋から出すのは自分でやり、アーレンキーで
ハンドルを固定するのは手伝いました。
西武秩父駅のとなりにある
観光案内所では、「舞台探訊」マップを
無料で配布しています。ぜひ入手を。
街中へ走り出すと、
もうそこら中に「めんま」(アニメのヒロイン)が。
「めんまだあ〜」
と、娘は大喜び。すっかり自分用にしている
デジカメで撮影に励みます。
まずは作中で「キービジュアル」として
描かれている旧秩父橋へ。
なるべく裏道をたどります。
旧秩父橋。
「あの花」放映前にもなんどか通ったことがある
橋ですが、今こうして再訪してみると
感慨深いものがあります。
しかし、西武秩父駅から旧秩父橋まで、
距離3.5kmを走破するのに
実に一時間以上かかってます(笑)。
「じんたんとあなるが話してた公園いこうよ〜」
僕以上に作中シーンを覚えている娘。
地元の方が
「あの花かい、あの先の電柱あたりでみんな写真撮ってるよ」と
親切に教えてくれました。
すっかり地元でも「あの花」めぐりは認知されてるようです。
こんなとき、自分一人でなくてよかったなあと
実感します。
行く先々には
次々と大きなお友達が。だいたい3、4人組で、
年齢は20〜30代とお見受けします。カップルもいたりして、
“アニメツーリズム”効果は
間違いなく大きそうです。
公園からほどちかい、
秩父札所十七番、定林寺。ここも
作中でとても印象的な舞台。
思ったよりこじんまりとしてますが、
とても風情の良いお寺さんでした。
こんな取り組みもあるんですね。
奉納された絵馬の数々。
…………
市街に戻ると……。
深くは説明しますまい。
「やばいよねえ、男だよね」
と、オタク気質の娘は興味津々。
こ、こら、写真撮っちゃダメ。
秩父の象徴、武甲山。
石灰の採掘のためかなりえぐられてます。
幼少時、採掘前の勇姿を見てるはずなのですが、
さすがに覚えてません。
3時間半ほどで西武秩父駅に
戻ってきました。
「できるから」
と、アーレンキーでステムを緩める娘。

途中、なんども転びながらも、
けっこう楽しんでくれた様子。
今だけだとは思いますが、おっさんの趣味に
つきあってもらって、うれしい限りです。

結婚自体に悔いがないかと言えば微妙ですが、
子供を授かったのはシアワセだなあと実感しました。

帰りの電車の中では、
「トーエイとケルビム、どっちが好き? うちにある
青いのと緑のがトーエイで、銀色の派手なのが
ケルビム。どっちかだったらどっち?」

「どっちが何色あんの?」
「どっちも好きな色で塗ってもらえるよ」
「うわ〜(喜)」

で、帰宅後、娘の母親に
「そろそろ自転車が小さいから、新しいの作るために
15万円くらい出してくんない? え、ドンキ?
すぐ乗れなくなる? 少なくとも一年以上は着る服を
君はドンキで買うのかよ。俺の金? あれば
相談しないよ。サイズが合わない自転車に
乗せるのは可哀想だろ!!」

ドン、ガチャン、パリーン……ぐふぅ。

今日一日があまりに楽しかったので、
そのテンションを家庭に持ち込んでしまったことを
激しく後悔しているのでした……。

それにしても……

今は文学や歴史的な史跡だけでなく、
アニメが立派な旅の動機になるんだなあと
秩父を訪れる方の多様さをかいま見、
あらためて実感しました。

「坊ちゃん」を読んで松山へ、
「津軽」を読んで金木へ。
はたまた、
川中島の戦いとか、長篠の戦いとか
関ヶ原とか…。

それと同じことが、今はアニメで起こっているし、
そうした本当の意味でリアルな舞台の
アニメが、最近は増えたんだなあと思いました。

さすがに、ヤマトやガンダムじゃあ
舞台巡礼は難しかったですからね(笑)



# by cyclotourist | 2012-05-27 20:44 | おしらせ | Trackback | Comments(5)
輪行の練習
こんにちは、田村です。

本ブログの読者さんであれば、
輪行(りんこう)はほとんどの方が
ツーリングの基本的な移動術として
活用されてると思います。

袋に入れた自転車は
鉄道や航空機に載せることができるので、
好きな場所から走って、好きな場所から帰るという
ツーリングが可能になります。
これが輪行です。

大昔、本当にヒマでお金がないころは、
どこへ行くにも自走でしたが、いま思えば
なんと無駄が多かったことか。

費用面だけ考えても、輪行がお得です。

たとえば、二週間かけて青森へ行くなら、
その間の食費や宿代で、鉄道の乗車代は十分に
まかなえます。
まあ、自走は自走で、距離感が身に付いたり
否応なく走ることに慣れるので、
ヒマな時に経験したのは有意義だったかなとは
思いますが……。

輪行のメリットに気づくのが遅かった僕ですが、
その轍を娘には踏ませたくありません。
運転免許がないので、カーサイクリングという
選択肢はありません。

そこで、今日は一緒に輪行の練習をしました。
娘の愛車、12インチのルイガノ号は、
ハンドル取り付け位置を変えるだけで、
オーストリッチの「ちび輪バッグ」に
すっぽり入ることが判明!
娘、やる気まんまん。

7kgほどと軽量な自転車ですが、
さすがに肩にかけるのはしんどそう。
自分の体重の半分だからねえ……。

お父さんは非力なので、なるべく
自分で持ってもらいたいのですが……。

娘をダシにして、
明日は秩父へ行ってこようと思います。

親子輪行の顛末リポート、どうぞお楽しみに!

# by cyclotourist | 2012-05-26 20:06 | おしらせ | Trackback | Comments(3)
『自転車ツーリング ファーストガイド』
こんにちは、田村です。

今日は新刊のお知らせです。
『自転車ツーリング ファーストガイド』です!

タイトルどおり、
自転車で「旅」を楽しむためのノウハウが
まるごと分かる入門書です。

いままで散々(?)マニアックな自転車本を
刊行してきた弊社ですが、満を持しての
入門書です。

自転車選びに始まり、必要な装備や
適切なセッティング方法、そして旅のプランニングまで
じっくりていねいに解き明かしております。

誌面サンプルです。
「最初にそういう本を出せよ!」と
怒られてしまいそうですが、実は入門本を
作るのって、けっこう難しいのです。

これまで6冊出させていただいた
『シクロツーリスト』によって得られた
さまざまな蓄積があって、初めて作ることができた
真のツーリング入門書、それがこの
『自転車ツーリング ファーストガイド』です。

執筆にあたったのは、
ベロクラフトの大槻店長をはじめとして、
経験豊富なベテランの方々です。
ですので、通り一遍の入門書ではなく、
そこかしこに貴重で具体的なノウハウやヒントが
詰まっております。

ベテランの方がお読みになっても
「なるほど」と思える
再発見や確認ができる本に
仕上がったと思います。

発売は6月上旬と少し先ですが、
どうぞご期待ください。


[本体価格]1600円+税

[ISBN]978-4-7661- 2394-4 C0075
[判型]B5判
[頁数]152ページ

# by cyclotourist | 2012-05-25 19:31 | おしらせ | Trackback | Comments(3)
会津さ 来てくなんしょ
こんにちは、田村です。

今日はベテランサイクリスト、Kさんにご案内いただき、
会津を走ってきました。

御前崎オフ」などで
ご面識をいただいたKさんに
「会津さ 来てくなんしょ」と
メールをいただいた時は、
なんだかとてもうれしかったです。

会津は、歴史が好きな方には
とっても馴染みがある土地だと思いますが、
もちろん東北です。遠いな〜というイメージが
僕にもありましたが、私鉄である東武で
浅草から乗り換えなしで行けてしまうのです。
早朝、浅草へ。
22日に開業したばかりのスカイツリー。
改装なった東武の浅草駅。
すてきですね。
浅草から東武鉄道で輪行するのは、
たぶん初めての体験です。会津へツーリングするのも
20年ぶりくらいです。
7、8年前には、ヒルクライムの大会に出るので
行きましたが、やっぱりツーリングでなきゃ。
東武線はスカイツリー鑑賞の特等席。
これからいつでも見れる…と思いながら、
やはり視線を奪われます。
3時間以上の列車旅。
乗り換えなしですが、東武鉄道、野岩鉄道、会津鉄道と、
会社が変わっていきます。
最近は東京でも、こうした乗り入れ路線が
多くなりましたね。
終着の会津田島駅にて。
福島県なんだな……とあらためて思います。

ここでKさんと合流させていただき、
地元のベテランツーリストならではの
コースを体験させていただきました。

数々の名のある峠、街道、そして
近年ますます注目を集めている大内宿。
一日たっぷり楽しませていただきました。

会津の魅力たっぷりのレポートは……

もうお約束で恐縮なのですが、
次号、8月発売予定の『シクロツーリストVol.7』に
ご期待ください。

おっと、その前に6月には
『自転車ツーリング ファーストガイド』を
刊行させていただきます。この本については、
またあらためて紹介させていただきます。

なにはともあれ、今日はKさんのアテンドで
会津の大いなる魅力の片鱗を味わうことができました。

自分だけでは一生走ることがなかった道を
走ることができた喜び……これこそ、
本来は自転車誌が伝えていくことなんだろうなあと
思いました。
こんな楽しさを独り占めしないよう(笑)、
誌面に活かしていきたいと思います!

# by cyclotourist | 2012-05-24 22:28 | おしらせ | Trackback | Comments(4)
『自転車部品の美学』
こんにちは、田村です。

今日は注目の一冊を紹介させていただきます。
弊誌にも寄稿いただいている白鳥和也氏の新著です。

自転車部品の美学』(平凡社)

写真では帯を外してありますが、
そのコピーが本書の魅力を象徴しています。いわく…

----------
人はなぜ部品たちに魅了されるのか。
文学の心で解き明かす
“自転車美”の秘密。
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しびれますね!

ドキドキしてページをめくると、
120に及ぶ名品の数々が気品ある写真で登場し、
それぞれの姿を通して、筆者が感じた魅力や
時代背景、自転車論、道具論、文化論……などなどが
ていねいで真摯な筆致でつづられている
フォトエッセイ集です。

登場する部品は、
カンパ、サンプレ、ユーレーなど
自転車界のきらびやかな大御所もいれば、
キャットアイやBSのランプなど
庶民的なものにまで及んでいます。
60〜70年代勢が主力でしょうか。

個人的には、自分と同時代性がある
初代XTRも取り上げられてるのがうれしいです。

この『自転車部品の美学』は
技術書や解説書、ましてやカタログ本でもなく、
文学的で個人的な筆者の思いで成り立っている本です。

こうした本が自転車というジャンルに存在するのは
その趣味がとても成熟してきたという
証なのだと思います。うれしいです。

ちなみに、装幀がとても端正で、
ハードカバーの本それ自体が
ブツとして魅力的です。


# by cyclotourist | 2012-05-22 17:25 | おしらせ | Trackback | Comments(9)
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