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シクロツーリスト&ランドヌールときどき模型の製作日記

cyclo.exblog.jp

新刊『バイクパッキング入門』でます!

こんにちは、田村です。

さきほど、拙宅に『バイクパッキング入門』の
見本が届きました。
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来る9月27日から発売される、
その名のとおりバイクパッキングのノウハウ本です。
刊行は実業之日本社、価格は1,800円+税となります。

自身5冊目となる著書ですが、
この『バイクパッキング入門』は
サイクリストとしての自分が書きたいことをまとめた
集大成的な一冊になったと思います。

書名どおり、大型サドルバッグが代表する
「キャリアレス」なツーリングスタイルの
メリットや実践を紹介する内容ですが、
その機能や導入法に留まらず、
ツーリング全般の可能性をいかに追求し、
自分なりの旅を満喫するかのヒントを
200ページに渡って書かせていただきました。

特にバイクパッキングの長所がもっとも活きる
キャンプツーリングの魅力と可能性を、
自分なりに追求した結果をまとめております。
従来の、重くてしんどいキャンプツーリングの
イメージをがらりと変え、より多くの人が
実践してくれることを願って、
ロードバイクを中心に述べておりますが、
どんな車種や走り方にも応用できる
ノウハウが詰まっていると自負しております。

また、今回の本は、
自分が書きたいと思うことだけを、
書きたいように書かせていただきました。

単行本に限らず、雑誌やムックで多くの記事を
書かせてもらってきた自分ですが、
編集者という立ち位置から、なるべく
ノーマルで客観的な、言い換えれば無難な(?)
文章ばかりを書いてきた気がします。
それが仕事だと思っておりますが、
今回はそのタガのようなものを外し、
サイクリストとしての野生を開放しました。

自分が経験し、いいと思ったモノや方法を
紹介するのはもちろんですが、
本来は禁じ手としていた「ダメなモノ」も
包み隠さず紹介しております。
何かを否定して何かを浮かび上がらせるのは、
人としてゲスい行為だとは思いますが、
自分がよいと思うモノと方法を、
いちばん強く表現できるのも確かだと思います。

だから、この本は「個人の感想です」が
詰まっています。それだけに、自分が経験したことだけ、
実際に買って使ったものだけを取り上げています。
よいと思ったモノも、だめだなこりゃ、と
思ったものも、紹介しています。
たぶん、従来の常識やセオリーと
異なると感じる記述もあるでしょう。
でも、すべてが自分にとっては
真実であり、理想に近づいた結果なのです。

また、その経験は、自分がバイクパッキングを
導入したここ2年間のものが中心ですが、
その土台には、20年以上のツーリング経験と、
たくさんのサイクリング仲間からのご教示、そして
これまで書いてきたすべての記事があります。

なんでロードバイクなのか?
なんでキャリアがないのがメリットなのか?
従来のツーリング車じゃダメなのか?
MTBがバイクパッキングの王道じゃないのか?
サイズが小さい自転車にバッグが付くのか?
お金がかかるんじゃないの?
そもそもなんでキャンプするのだ?
テントじゃなくてツェルトで本当に寝れるの?
便利なガスバーナーがあるのに、
なぜ固形燃料なんかを使うのか?
トレイルでキャンプなんてできるの?
本当にそんなに軽量化できるのか?
……

自分自身も抱いていたし、多くの人が感じていると思う
たくさんの疑問や不安に、徹底的に向き合ったつもりです。
本当に快適で楽しいと思える「旅」を
より多くの人が体験できるように、
真摯かつノリと勢いで
書き綴った本でございます。

ロングライド派の人は、本書によって
キャンプツーリングという新たな芸風を
手に入れてほしいと思ってます。
すでにキャンプツーリングを経験してる人は、
より軽く可能性に満ちたスタイルを導入し、
ロングライドとも両立できる
軽快なキャンプツーリングを楽しんで
ほしいと思います。

本書には各種のバッグと装備品がやたら出てきますが、
そうした物言わぬ道具たちに、
自転車旅の魅力を代弁してもらった
つもりでもあります。

タイトルは、「バイクパッキング入門」ですが、
「大全」や「全書」、「必携」と銘打っても
決して恥ずかしくない一冊になった……と、
「個人の感想」(汗)では思っております。

ぜひみなさまご自身でお確かめいただき、
ご感想を聞かせていただければ幸いです。
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四六判とよばれるコンパクトな判型ですが、
ぎっしりと情報を詰め込んでおります。
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自分が所有する大型サドルバッグや各種バッグの
長所と短所をありていに紹介しております。
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買ったばかりのグラベルロードも大活躍(笑)。
MTBやツーリング車の顔色を失わせる(?)
トレイルやダートツーリングも紹介してます。
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3kg台の荷物重量で、快適なキャンプができる時代なのです。
もっと削り込んだり、バッグを改造・自作する実例もあります。
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全208ページのうち、半分はカラーです。
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どうぞよろしくお願いします!




# by cyclotourist | 2017-09-21 11:49 | おしらせ | Comments(0)

ひさびさのブルベ

こんにちは、田村です。

先の週末は、2年振りくらいにブルベを走ってきました。
仲間と走るフレッシュだけは毎年走ってるのですが、
レギュラーなブルベ(BRM)は本当にごぶさた。

数年前から自身のブルベ熱がだだ下がり状態で、
最近はバイクパッキングでキャンプツーリングという
新たな芸風にハマっていたこともあり、
ブルベと縁のないサイクリングばかり楽しんでましたが、
仲間が主催する200kmブルベが新潟県で
開催されることになり、スタッフとして
参加してまいりました。

ブルベ当日をスタッフとして過ごすと、
走ることができませんから、前日に試走という名目で
走ることが許されています。
だから、ブルベといっても
一人寂しいサイクリングではあったのですが、
ひさびさに「楽しい!」と思えるブルベを体験しました。
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なんといってもコースがよかった!
「BRM917東京200 新潟棚田」と銘打つだけあり、
素晴らしい棚田風景が待っているのでした。
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広い新潟県の南部を舞台にしたコース。
越後湯沢をスタートして、まずは上越(直江津)まで。
そこから海岸線を進んで柏崎へ。
再び内陸に入り、松代を経て湯沢に戻ります。
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金曜日の夕方に越後湯沢入り。
都内から新幹線で一時間少々ですが、
Tシャツでは寒く、やはり気候が違います。
ブルベ本番は日曜日ですが、自分は土曜日に試走するので、
必然的に金曜日に前泊する必要があったのです。
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直前に宿を探したので、三連休前でもあり
なかなか宿が見つからなかったのですが、駅から少し離れた
岩原スキー場のホテルを取ることができました。
設備は古いものの、ご覧のように一人で使うには
異様に広く、これで二泊1万円少々はお得だなと
うれしくなりました。
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基本的に飲まないと眠ることができないので、
近くのセーブオンで買い出し。コンビニなのに
ご当地ツマミが充実。
ブルベの朝は早いので、睡眠時間の確保が重要です。
そのためにもたくさんのビールを速やかに飲んで
上質な酔いと睡眠を得る必要があり、
ツマミのよしあしはブルベの完走を左右すると言っても
過言ではない……かもしれないような気がします。
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翌朝6時、スタート。
ひとり寂しくも心中期するものがありました。
ひさびさのブルベで、200kmとはいえ獲得標高が3000mに
及ぶコースです。もちろん下見と完走が目的なのですが、
今回は11時間半以内で完走したいと、時間的な
目標も秘めておりました。
なぜなら、この日の18時半から前夜祭があるのです(汗)。
17時半までにはゴールして、ホテルでさっぱり汗を流してから
前夜祭に合流したいなと。

200kmのブルベは13時間半以内に完走すればいいので、
それを2時間もくりあげて走りきるのは
今の自分には少々荷が重く思えましたが、
そんな目標があったほうが、道中の緊張感が
切れないだろうとも思いました。
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国道17号をしばらく走り、国道353号へ。
途端にスノーシェッドが連続する峠路になります。
うわ〜と軽くビビりますが、勾配は8%どまりで、
先日の伊豆のように10%以上が連続する激坂はありません。
32Tのギヤにすがり、淡々と上ります。
いくら時間的な目標があるとはいえ、オーバーペースは
絶対に禁物なのです。
骨折してからというもの、ダンシングを避けていたのですが、
今回は解禁。もちろん、加速のためではなく
ストレッチのようなダンシング。
おかげで、疲労が減ったと思います。
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そして、50km弱で本コースのハイライトである星峠へ。
ちょうど実りを迎えた棚田が一望できました。
文句なしに素晴らしい光景でした。
水を張ったばかりの季節にも訪れたいなあと思わせます。
8時半くらいに到着したので、かなりよいペースです。
アップダウンは多いコースなのですが、信号が少なく上り勾配はほどほど、
下りは線形がよくスピードを出しやすい区間が多いので、
思いのほか時間が稼げました。
ブルベで峠というと、情緒も達成感も乏しく、
ただただシンドイだけ……という刷り込みがありましたが、
今回のコースは実に嫌みがなく、癒されます。
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まるで北海道のような平坦で直線的な道で上越へ。
風向きはいまいちでしたが、気持ちよく距離が稼げます。
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街中に入ると、上杉謙信のイラストが。
春日山城が近いのです。大昔、春日山城を訪れ、
実地調査(?)に基づいて模型を作ったことを思い出します。
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上越のコンビニが通過チェック。
本来、制限時間があるのですが、上りが多いコースなどでは
制限時間を設けない場合があります。
もちろん、通過の証明にレシートは必要です。
おにぎりをふたつ買い、ひとつはその場で食べ、
もうひとつはポケットに突っ込んで速やかに再スタートします。
通過チェックに到着した時点では、
平均時速が20kmを超えてました。
これなら前夜祭に間に合うだろうと確信しつつ、
ここから海岸線に出るので、風向きがよければ
10時間くらいで完走できるんじゃなイカ? と
高望みが芽生えます。
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しかし、弱いながら向かい風で失速(汗)。
上越〜柏崎は海岸に近い国道8号を進むのですが、
要所要所で県道レベルの道に入るよう指示されており、
国道のえぐいトンネルを避けるようになってます。
そんな区間では絶景も現れ、よく考えられたコースだなと
関心しながら走りました。
3ヶ月前の日本縦断で目にした光景もあり、
速度は稼げなかったものの楽しい時間を過ごせました。
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眼下に青海川駅を望める場所も。
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柏崎から内陸に入り、高柳へ。
雰囲気のよい街が点々と現れ、飽きません。
今回、通過チェックやPC以外では
止まらないと決めていたので通り過ぎるだけですが、
それでも風情ある街があると癒されます。
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160kmほど走って松代のPCに。
やはり、上越〜柏崎で速度が出なかったので、
平均時速は19km台に下がりました。
目標の前夜祭には余裕で間に合うだろうと目処がつきつつも、
10時間切りをめざすのはキツイとも分かり、
コンビニで少し長居しちゃいました。
けっきょく、走行速度より、停止時間が
平均速度を下げちゃうんですよね……。
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コース終盤は往路と共通なので、安心感があります。
アップダウンの目処がつくので、気も楽です。
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結局、10時間40分ほどで湯沢に戻りました。
まあ上出来です。一年前は松葉杖生活でしたから、
ここまで回復すれば御の字です。
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コンビニでだらだらしてるうちに、
翌日の本番に備えて参加者やスタッフも到着。
左のひときわ大きな御仁が、本ブルベ主催の
ばっきーさん。新潟県ご出身であり、
その土地勘と郷土愛を込めた
ブルベ開催なのです。
赤いウェアはトシさん。よくキャンプを共にしてきた
ツーリング仲間ですが、今回が初ブルベ参加です。

こうして試走という名の一人ブルベが完了し、
いったんホテルに戻ってさっぱりしてから
湯沢駅前の焼肉屋で仲間と合流。
それはそれはうまいビールをいただき、
ほとんど前後不覚でタクシーでホテルに帰ったのでした。
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明くる日曜日がブルベ本番。
台風の接近が報じられ、DNF(参加取りやめ)の方も多めでしたが、
なんと晴れ間も見える空模様に恵まれました。
そして、15名ほどが200kmの旅路へとスタート。
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スタッフ3名は、クルマで上越まで巡回。
運転免許のない自分は後席で伸びてるだけという
大名旅行です(汗)。
クルマはなんて速いんだ〜と驚くばかり。
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昨日は寄らなかった「日本一うまいトコロテン」。
箸一本でいただくのが、このあたりの流儀らしいです。
しかし、昨日の自分は時間が惜しくて寄らなかったのですが、
ブルベ走行中の半数の方は寄ってましたね。
その余裕に驚くばかり。
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上越の通過チェックに続々到着する参加者たち。
みな口々に、コースの走りやすさを伝えていました。
健脚揃いというのもあるのでしょうが、
やはり信号が少なく、凶悪な峠や農道を
組み込んでないコースはいいものだなと実感。

ここで全参加者を見送った我々は、
上越で買い物や昼食を楽しんだ後、
ひと足早く湯沢に戻ってゴール受付に備えました。
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上越で買ったプラモデルを組みながら(汗)ゴール待機。
一緒にニッパーも買ったのですが、これがかなり優れ物で、
ゲートから部品を切り出すのが快感。
三条で作られているスリーピークス技研の
プラモデル用ニッパーです。
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小一時間で完成。塗装なしでボリュームのある
フィギュアが簡単にできるとは、バンダイ脅威の技術力。
すごい時代になったものです。
そうこうするうちに(つまり、スタッフとして何もしてない。汗)
参加者が戻ってきました。
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やはり9時間台で続々ゴールしてきます。
おそるべし猛者たち。
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トシさんも無事にゴール。
よく一緒に走っている方なので、
初ブルベとはいえ、ほとんど間違いなく完走するだろうとは
思ってましたが、実際に完走を見届けると
我がことのようにうれしく思えました。

そして、なんとすべての参加者が無事に完走。
決して易しくはないコースでありながら
(易しいブルベはないというのが定説ですが)
100%の完走率というのは驚きました。
一部で雨に降られたものの、
トラブルも皆無だったようです。

こうして、大勢で後夜祭まで楽しんでから
家路についたのでした。
自分も試走とはいえ完走できたこともあり、
ひさびさのブルベ体験は思いのほか楽しいものでした。
こんなコースならまた走りたいなと
思わせてくれました。


# by cyclotourist | 2017-09-19 15:41 | おしらせ | Comments(6)

舞台と峠と鉄道と

こんにちは、田村です。

秋らしい涼しい日と、真夏に戻ったような陽気が
入り交じる今日この頃。地域によっては
台風も心配ですね。
昨日は貴重な晴れ間に恵まれそうだったので、
ふらっと輪行して伊豆で
サイクリングしてまいりました。
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東海道新幹線「こだま」で三島へ。
朝食として駅弁をいただくのが輪行の楽しみ。
東京駅でいちばん人気なのが写真の「深川めし」だと
聞いたことがあります。
個人的には東海道線のホームで買える深川めしが好きです。
北陸新幹線などのホームでも同じ名称の駅弁を買えますが、
味付けが違うように感じます。
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三島駅で下車し、輪行袋をほどきます。
一時期、軽量な横型輪行袋ポケットインを使ってましたが、
チャックがあっさり壊れたので、
やっぱり縦型のSL-100に戻りました。
なんだかんだ言って、SL-100は優秀です。
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予定したコースはこんな感じ。
三島をスタートして南下、反時計回りに
伊豆半島の北西部をコンパクトに回ります。
テーマは舞台、峠、鉄道です。
サイクリングと相性がいい三つの要素を
満遍なく楽しんでみようと思います。
半島を縦断して下田に出るのが定番ですが、
今回は自分には珍しく周回コースとしました。
距離はだいたい100km。
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狩野川沿いに南下。断続的に土手の上に道が続くので、
クルマが多い一般道を回避できます。
上々の晴天ですが、惜しくも富士山は雲に隠れてました。
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伊豆箱根鉄道の伊豆長岡駅に立ち寄り、
軽くモチベーションを上げておきます。
ご覧のように「ラブライブ!サンシャイン!!」一色に
染まっております。
駅舎正面は西側にあり、午前中は逆光になることを
知っていたので、まずはチラ見に留め、
復路でも寄ることにして先へ進みます。
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長岡の中心街を抜けて、駿河湾に面した内浦をめざします。
「ラブライブ!サンシャイン!!」のヒロインたちは
内浦に住んでいるという設定なのですが、
劇中第6話で、内浦から長岡に自転車で行く、という
シーンがあり、道中の坂でヘロヘロになる描写があります。
その坂に興味がありましたが……
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標高100mもなく、あっさりトンネルで抜けます。
こんな丘のような坂でバテているようじゃ
彼女たちもまだまだだなと思いつつトンネルを抜けると……
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旧トンネルの案内がありました。
なんでも、井上靖の「しろばんば」や太宰治の「斜陽」にも
登場した由緒あるトンネルだとか。
せっかくなので、見に行ってみます。
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いい感じに廃道化してます。
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今回、舗装路しか走らないつもりでも
グラベルロードを選んだのですが、結果として正解。
予期せぬ寄り道ありのサイクリングには、
太めのタイヤが心強いです。
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ほどなくしてトンネルに到着。
旧天城トンネルより古いらしいです。
さすがに中には入りませんでしたが、
なかなかの風情がありました。
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県道に戻って下り出すと、すぐに内浦が見えてきました。
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淡島。
この日は真夏日になり、湿気があるので遠景はいまいちながら、
近くの景色はくっきりと鮮やか。
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いつものコンビニで小休止。
サンシャイン!!のスタンプラリーがはじまったようで、
ここにもスタンプ台が設けられてました。
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ラッピングバスと行き会って小さくガッツポーズ。
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作中の高校のモデルといわれる中学校の前。
平日なのにラブライバーが多いです。
まさか学校に入ったりしないよね、と少し心配(汗)。
自分も似たような行動をしてるだけに、
マナーとルールは守らなければと思います。
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海の青さが目に沁みます。
いつもは内浦の先から南下して峠に向かうのですが、
今回は大瀬崎を経て戸田まで海沿いに
走りたいと思います。
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大瀬崎の付け根あたりは、日本屈指のダイビングスポット。
ウェットスーツを着てボンベを担いだ人がたくさん。
実は、20年くらい前にダイビングにはまりかけたことあって、
下から二番目くらいのライセンスを持ってました。
当時、このあたりで夜間ダイブの練習をしたことを
思い出しました。ちょっとの移動でも迷いそうになり、
潜水艦てすごいなあと思ったものです。
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先端まで遊歩道が続いており、自転車で回れます。
富士山が見えないのが残念。
空気が澄んだ季節に再訪したいですね。
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大瀬崎は指のように細い砂嘴のような地形ですが、
そこに淡水の「神池」があります。
とても霊験があるそうで、ここに棲む魚(コイがたくさん)に
危害を加えると、
「死或は精神喪失その他不慮の危難に遭遇したる」と
案内板に物々しく書いてありました。
自転車を立てかける際に、
コイがばしゃっと跳ねたのでビビりました。
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大瀬崎を後にすると、道はアップダウンの連続に。
おかげで見晴しはすばらしいのですが、
暑さと相まって思いのほか疲れます。
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戸田の港が見えてきました。
このあたりは展望台がいくつかあり、複雑な海岸線を
俯瞰できます。なんだかカルデラみたいだなと思ったら、
やっぱり太古の火山活動の影響で
こんな地形になったそうです。
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戸田に着いたのはお昼過ぎ。イートインスペースもある
貴重なコンビニに寄って、ゼリーで軽めの昼食と
飲料の補給を済ませます。
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街を後にし、戸田峠をめざします。
距離10kmで標高700mほどまで上るので、
なかなかに手強いです。
標高ゼロからのスタートなのがきつい。
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勾配10%越えがざら。
信州と違って涼しくないのがキツさを倍増させます。
やはり、伊豆は冬がいいのかも……。
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それでも時と共に峠に近づきます。
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力走すること1時間20分ほどで、なんとか戸田峠に到着。
自分の場合、100m上るのに10分かかるので、
だいたいその目安どおりの所要時間でした。
自分なりの所要時間さえ読めれば、
速くなくてもツーリングは楽しめると思います。
「上れるか分からない」「着くか分からない」というのが
いちばんストレスですからね。
時間さえかければ越えられない峠はなく(基本的には)、
その時間を用意するために
コースや装備を工夫するのが
ツーリングの醍醐味だと思います。
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戸田峠から修善寺に向けて下り始めると、
達磨山レストハウスがあります。
伊豆の代表的な展望スポットです。
わずかに富士山の頭が見えました。
今日は日帰りですが、達磨山にはキャンプ場もあるので、
いつか利用したいと思いつつ、ビールや食材の
調達の便を考えると二の足を踏んでしまうのです。
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修善寺駅に到着。戸田峠から上り返しがいっさいないので、
30分とかかりません。
駅舎は最近になって立て直され、
なんとなく洒落てますが、味わいは薄いですね……しかし!
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入場券を買って改札をくぐると
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アクアの三人、一年生トリオが迎えてくれます。
このパネルだけで、峠越えの疲れが癒されます。
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あとはゆるゆると、線路から付かず離れず走って行きます。
並行する国道は交通量が多いので、なるべくレールに近い
裏道を組んだのですが、それでもクルマは多いです。
田園と住宅が混淆してます。
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ローカル色は薄いですが、それぞれ個性ある
駅舎が現れます。ただ、サンシャイン!!関連があるのは
修善寺駅、伊豆長岡駅、三島駅だけのようです。
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やはり圧巻の伊豆長岡駅。
やりすぎ感もなきにしもあらずですが、
超人気アニメの舞台になって浮かれちゃってる感が
個人的には微笑ましく思います。
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駅舎内には二年生三人のパネル。
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駅舎には食堂や売店もあり。
時刻は15時過ぎ。
補給食で誤摩化していたお腹も限界に達しそうなので、
冷やし椎茸うどんをいただきました。けっこううまい。
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再び外に出ると、ラッピングバスが到着。
すごい華やか。
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後ろ髪引かれる思いで伊豆長岡を後にし、三島方面へ。
富士山がくっきり見えてきました。
そして、このコースを組んだ理由であるスポットへ……
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「撮り鉄」くん御用達のお立ち台スポットへ。
富士山バッグに編成写真を狙えるのです。
大場駅と三島二日町駅の中間あたり。
ちなみに、写真に写ってるのは元西武線の車両で、
カラーリングもそのまま。練馬出身者としては
感慨深いものがありますが、狙うのはコレじゃない。
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コレしかない。
「HAPPY PARTY TRAIN」です。
車体全体をキャンバスにしたフルラッピングと呼ばれる車両。
ちなみに、この写真は先月撮ったもの。
この時は自転車ナシの鉄道旅行でした。
コレを富士山バッグで撮ろうじゃなイカ、というのが
今回のサイクリングの最終テーマだったりします。

上の写真を撮ったり、実際に乗った時もそうなのですが、
いまやスマホで運行状態も確認できる時代です。
サイクリングだと、明確に何時何分に
望みの場所に着けるか事前には分かりづらいものですが、
着いてからスマホで調べれば問題なし。

そんなわけで、現地で運行表をチェック。
来るまで一時間だろうと待つ気でしたが……
……運休日でした。
なんというウカツ。毎日走ってるもんだと
ばかり思ってました。
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そんな自分を慰めるかのように、
初代のラッピング車両がやってきたので、とりあえずパチり。
16時を過ぎると、さすがに薄暗いですね……。

再訪を心に誓って、
三島駅から輪行で家路に。

なんとも竜頭蛇尾な感じで終わりましたが、
舞台、峠、鉄道趣味と、自分の興味あることを
大盛りにしたサイクリングを楽しんだのでした。



# by cyclotourist | 2017-09-14 18:58 | おしらせ | Comments(5)

大河原峠

こんにちは、田村です。

ようやく涼しくなってきたと思ったら、
雨の日が多くて模型作りがはかどる今日この頃です。

そんな先日、晴れ間を見つけて
再び信州を走ってきました。
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前回同様、上諏訪駅スタートです。
県道40号をキュッとひと上りすれば、立石公園。
諏訪湖が眼下に広がります。
自転車はキャノンデール・CAAD12ディスクを起用。
キャンプ道具なしで走るのは本当にひさしぶりだったりします。
一ヶ月の日本縦断で酷使したCAAD12ですが、
ベロクラフトさんで完全にメンテナンスしていただき、
新車のようにシャキッとしました。
メンテナンスの内容とノウハウは、
店長の大槻さんがブログで詳細に紹介して下さってますので、
ご興味あればご覧下さい。
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予定したコース。
諏訪から霧ヶ峰に直登し、白樺湖から大河原峠を
めざします。ゴールは佐久平とし、距離は約80km。

信州には、俗に四天王と称される2000m級の峠があります。

大弛峠 標高2365m
渋峠 標高2172m
麦草峠 標高2127m
コマクサ峠 標高2040m
大河原峠 標高2093m

です。四天王なのに五つあるわけですが(汗)、
車道で標高2000mを越える峠は、これらだけと
言われております。
そして、個人的なラスボスだったのが大河原峠。
なぜか縁がなく、大河原峠だけは
これまで越えたことがなかったのです。
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県道40号、霧ヶ峰まで勾配はそれなりにありますが、
木陰が多くて助かりました。
平日だからか、交通量もとても少なく
気持ちのよい道筋でした。
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9時半に走り出して、11時半に霧ヶ峰に到着。
標高はもう1600mほど。もっとも、諏訪湖が標高700mあるので、
ゲタを履いたというか、得した気分があります。
なにより、キャンプ道具なしの自転車は軽い(笑)。
だからといって速く走れる脚力はありませんが、
久々の軽装がかえって新鮮でした。
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ビーナスラインで白樺湖まで下ります。
気分的には音速を突破したような猛スピード。
マッハ0.05くらいは出たかな(笑)。
完全にメンテナンスしてもらったので、
当然ながらブレーキパッドも替えてもらったのですが、
アタリが出るまで、しばらくは
効きがにぶりますね。それも含めて新車みたい。
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白樺湖にはコンビニがあるので、きっちり寄ります。
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別荘地を抜け、大河原峠へ向けて淡々と上ります。
路面はきれいで走りやすいですね。
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大河原峠まで8kmという地点に、
自然観察のビジターセンターがありました。
入ってみると自販機があり、コーラを一本。
手持ちのドリンクが節約でき、助かりました。
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標高2000mに近づくと、道が林から出て
空が広がります。通行止めの標識が出て、一瞬ヒヤッとしましたが、
ガードマンさんは「通れますよ、気をつけてどうぞ」とのこと。
だったら、通行止めの標識を外せばいいのに……。
ちょうど工事がひと段落したタイミングだったのかもしれません。
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14時過ぎ、大河原峠に到着。
ほぼ予想どおりの時刻に到着でき、ひと安心。
やっと、2000m級のラスボスを攻略できました。
もっとも、峠で気をつけるべきなのは
下りなので、まだ油断できませんね。
やや雲が多く、残念ながら眺望は開けませんでした。
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大河原ヒュッテ。かなり以前に廃業してる感じ。
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ちょっと小洒落たカフェあり。
自分が訪れた時は閉まってましたが、
月、金、土、日、祝日は
営業してるそうです。
峠も登山口なので、利用者がいるんでしょう。
ほかの四天王もそうですが、
2000m級の峠は意外と都会的だったりします。
大河原峠も秘境感や渋さは薄く、峠直下にも
別荘地が広がってます。あまりひと気は
ありませんでしたが、2000mという標高の場所を
リゾート開発してるというのは凄いですね……。
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さすがに気温が低く、
レッグカバー、アームカバー、そしてレインジャケットを
着て下りはじめます。
レインジャケットは、ファイントラックの
フォトンジャケットというのを新調しました。
ストレッチが効く素材を使っていて
着心地がいいのと、鮮やかで目立つ色があるのが
購入のきっかけ。ただ、袖が少し短いです。
ワンサイズ上にすればよかったかもと思いましたが、
身頃はいい感じにフィットするので、
悩ましいところ。やはり、自転車用のレインジャケットは
腕が長めになっているのかも知れません。
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すなおに蓼科スカイラインを下って下界へ。
地図を見ると一目瞭然ですが、線形がとてもゆるやかで
路面もきれいなので猛烈に速度が出ます。
ディスクブレーキに感謝しつつ、
次回は林道でも下ってみたいなと思ったり。

佐久へ下ってしまえば、新幹線が利用できる
佐久平駅が待ってます。東京まで1時間少し。
ちょっと交通費はかさみましたが、
念願の大河原峠を日帰りで体験したのでした。



# by cyclotourist | 2017-09-07 20:29 | おしらせ | Comments(4)

グラベルロードとワンポールテントと……

こんにちは、田村です。

信州でキャンプしてまいりました。
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中央本線の上諏訪駅から出発。
時間がわりと自由になる身なので、
わざわざお盆休みに出かけることもないのですが、
この日(13、14日)くらいしか
天気予報が芳しくなかったので
いそいそと出発。

今回は、明確な目的を持っておりました。

1.ダート林道を走る
2.新調した「ワンポールテント」を使う
3.クッカー類を充実させ、「軽くない」バイクパッキングをする
4.キャンプ時の食材を持っていく
5.すてきな夜景を見る

目的が多すぎ(笑)。

1,は、グラベルロードだから当然といえば当然。
その能力を発揮できる道を走るのは楽しいものです。
なんだかんだいって、最近はグラベルロードである
ストラスブール71ばかり乗ってます。

2.は、とんがり屋根の可愛らしいテントです。
以前、大洗キャンプ場で見かけて気になっていた
「テンマクデザイン・パンダ」という
テントを衝動買いしたので(2万円ちょっとで割と安価)
使ってみる次第。重量が2kg以上ありますし、たたんでもデカいし
耐候性など実用面でも、愛用してきたトレックライズ0
(ドーム型自立式テント)
を上回っているとは思えませんが、
モノは試しで。自転車ツーリングでワンポールテントを
使う人も少ないと思いますし。

3.は、バイクパッキングにおいて、ずっと軽量化、
いわゆるUL(ウルトラライト)装備を
追求してきた反動です。

4.とも関連するのですが、あまり削り込んだり、
現地調達に頼るキャンプツーリングも
味気ない側面があるのは否めないので、
ひさしぶりに重装備を詰め込んでみました。
もちろん、4サイド時代に逆戻りする気はないので、
スタイルはあくまでバイクパッキング。

今回は、大きめのクッカー(コッフェル)や
ガソリンバーナーをひさしぶりに携行。
マットなどは無駄に大きく重い物を持っても意味ないので、
ここ最近と同じです。

それでも、全備重量は18kgを超えました。
一ヶ月前に関西のトレイル&キャンプに出かけた際は
14kg少々でしたから、4kgも増大。
重くするのは簡単です(笑)。

また、重くてデカい諸装備を収めるため、
今回はトピークのバックローダー10Lとフロントローダー、
トップローダーを組み合わせました。

自分の中で、大型サドルバッグのベストは
オルトリーブのシートパックなのですが、
同社のハンドルバーパックはでかすぎて
ドロップハンドルで使うのが事実上ムリ。
そのためアクセサリーパックを使っているのですが、
前後合わせての容量が少なめになってしまいます。
そこで今回はトピークを起用。
フロントローダーが適当な大きさで、
ワンポールテントの本体(ポール以外)が
ちょうど収まりました。
価格的にも求めやすく、オルトリーブの半額以下で
揃えることができます。
もっとも、バックローダー10Lは最大容量で使うと
けっこう揺れるので、ダンシングがしづらいのが
難点ではあります。

5.は、高いところに上るしかありません。
そこで、日本一とも言われる夜景が見えるらしい
高ボッチ高原をめざすことにしました。
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コースはこんな感じ。
諏訪湖をなめてから辰野まで南下、
そこから王城枝垂栗林道で塩尻峠に出て、
高ボッチ高原に上ります。距離は60kmほど。
こうした右往左往するようなコース取りは
あんまり好きではないのですが、
欲張りな今回の目的を満たすためです。
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辰野から林道へ向けて上昇開始。
麓ですでに標高が700mくらいありますが、
そのくらいじゃ暑い暑い。
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木陰が待つ林道へ。
標高1250mくらいまで上がります。
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上り区間はほとんど舗装済み。
路面が荒れてはいますが、35Cタイヤなら余裕。
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入山禁止の看板多数。
よほど良いキノコが穫れるのかな。
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待望のダート。
締まった土の路面で、きもちよく走れます。
フロントローダーに2kgのテントが入ってるので
ハンドリングが不安定になるかと思ってましたが、
意外と問題なし。一方、バックローダーは揺れやすく
ダンシングを控えて進んでいきます。
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「日本中心の展望台」なるものが登場。
緯度経度的に、日本の真ん中らしいです。
骨折してから今ひとつ足が覚束なく、
こういう展望台は避けることにしているのですが
せっかくなので上ってみます。
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360℃の展望が広がります。
雲が多いので、アルプスまでは望めませんでしたが、
向かう高ボッチ高原まで見渡すことができました。
空気も爽やかで、気分がすっきりします。
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下り区間はほぼダート。
辰野から進んでよかったです。
もっとも、ダートの距離は6、7kmくらいでしょうか。
楽しいこともあり、気分的にはあっという間です。
ストラスブール71とのシンクロ率も高まっており、
自分としては危なげなく下りが楽しめました。
他のグラベルロードを所有したことがないので
他社の同種のモデルと比べて性能的にどうなのかは
正直よく分かりませんが、自分の中では
最良のツーリング車という存在になっています。
バイクパッキング用バッグとの相性も抜群です。
道中は、オートバイが一台抜いていっただけで、
静かな林道でした。
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国道20号に出て、
少し走って塩尻峠。
こんな暑くて晴れた日は、国道こそ酷道ですね。
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塩尻峠を過ぎてほどなくして右折。
旧中山道との交点から
高ボッチ高原への上りが始まります。
標高約1000mから1600mまで上がります。
その距離は8km。
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1kmごとに残り距離の看板が。
のろのろ進んでいきます。
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かなりしんどく、
重いバッグがうらめしくなってきます。
こんな装備で上る道じゃあありません。
平地の大洗へ超UL装備で走り、
高ボッチへ重装備で走る……まるで馬鹿なことを
してるな、オレ……と遅まきながら気付く次第。
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あえぐこと1時間以上。
残り1kmくらいになると、霧が出てきました。
カロリーと水分の補給も足りなかったようで、
まじでフラフラ。
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ようやく着いた高原は
どんより曇り空。20台くらいのクルマがいて
半分くらいはテントを張ってます。
みなさん、絶景の撮影待ちでしょうか。
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ほとんど何も見えない〜。
ここから見渡す諏訪湖のようすが、
あの「君の名は。」のビジュアルイメージという
うわさがあり、期待していたのですが……。
しかしさすがに標高1600m超。涼しいのはうれしいです。
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着いたのは16時半頃でしたので、
とっとと設営を始めます。
まずはワンポールテントの本体を
フロントローダーから取り出します。
さすがに生地の面積が広く、特にフライは
トレックライズ0の倍くらいの広さと重さ。
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フライシートを6ヵ所ペグダウンして
中央にポールを差し込めば立ち上がります。
シンプルな四角錐。思いのほか背が高いです。
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メッシュのインナーテントを
フライに吊るします。
インナーテントの床面積はフライシートの半分で、
トレックライズ0と同程度。
だから前室が広い広い。
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調理器具などを思う存分に
広げることができます。
これは、ツェルトはもちろん、トレックライズ0でも
真似ができない優雅なスペースです。
幸か不幸か雨が降り出したのですが
(天気予報があてにならんな)
まるで気になりません。背が高いので、
中であぐらをかいても頭がつかえません。
上ってる途中は、この豪華装備を選んだことを
心底悔やみましたが、こうして使ってみると
悪くないジャンと笑みがこぼれます。
いつもながらの、のど元過ぎれば……ってやつですね。
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卵を二個持ってきたのですが、
ひとつは割れちゃってました。
ダートも走ったのですから、仕方ないですね。
ジップロックに入れておいてよかった。
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調理開始。
ガソリンバーナーのスベア123Rと、
固形燃料のツーバーナー体制。
前室がとても広いので、自分はインナーテントに入ったまま
こうして調理できます。もちろん、テント内での
調理は自己責任ですが、雨天だと
とても便利なのは間違いありません。
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まずは蒸かしたジャガイモ。
ほんとはバターを乗せたいところですが、塩で。
今回、バッグに日中入れておいても傷まない、
ということを前提に食材を選んできました。
蒸かすために、コの字形にしたアルミ板に
穴を開けた台を自作し、その上にジャガイモを乗せてます。
20分ほどでふっくら仕上がりました。
これ、最近見た「異世界食堂」というアニメに出てきた
メニュー。劇中の描写どおり、かなり美味しかったです。
アニメも役立ちますな(笑)。
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お米を炊いて、ドライカレーに。
軽くご飯を炒めて、カレーパウダーとソースを混ぜるだけ。
これも自分としては納得の味。
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やはり肉もいただきたので
コーンビーフを持参。
そのままでは味気ないので、
溶き卵でくるんで焼きました。
いいつまみです。
その肝心のお酒ですが、さすがにビールを
5本も6本も持って走るのは辛いので、
いつもは飲まない日本酒を500ml持参しました。
これで酔えるか不安でしたが、
やはり疲れていたのか、十分に寝付くことができました。
駐車場なのでクルマの出入りが少々気になりましたが、
かなり上質な睡眠を得ることができました。
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風情がよろしいワンポールテント。
今回のような上りが厳しい時は
もう持ちたくないですが(汗)
そうでないコースなら十分にアリ。
これなら娘もキャンプにつきあってくれそう(希望的観測)。
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朝焼けを期待して4時に起きるも、
無情な濃霧。
7時頃まで二度寝しましたよ。
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8時には撤収完了。
このバッグを今日も付けると思うと、
天候と相まって気が滅入りますが、
食べて飲んで、だいぶ軽くなったのが救い。
こうしてみると、右のフロントローダー用スタッフバッグの
高い収納力がよくわかります。
ま、ツェルトならフロントバッグ自体が
要らなくなるのですが……。
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霧は晴れません。
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走り出してもこのありさま。
当初、鉢伏山へ向かうかと思ってましたが、
そんな気になれず下界へ。
もう塩尻から輪行で帰ろうかと漠然と思いつつ。
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標高が1000m以下になって
街が見えてくると霧が晴れました。
すると、さすがにこのまま帰るのももったいなく……。

ふと、SNSを見ると、サイクリング仲間が
山向こうの上田を目指していることを知りました。
松本から保福寺峠を越えれば合流できそう……。
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松本から山里を上り返して、
上田を目指すことに。
仲間が待っている(かもしれない)。
それだけで走る意欲が湧いてきます。
これで相手が妙齢の美女だったりすると
果てしなくロマンチックで「君の名は。」っぽいですが、
残念ながら相手はオッサンです(笑)。
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ひさしぶりの保福寺峠。
なんとなく標高1000mくらいと
記憶してましたが、実際は1300m以上あって、
思いのほか体力を削られました。
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峠直下に出る蝶ヶ原林道は通行止め。
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保福寺峠に至ると、
周囲は再び霧に包まれました。
アルプスの絶景なんて望むべくもありませんが、
僕には待っている(はずの)仲間がいる。
これに過ぎる喜びはありません。
これで相手が……以下略。
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青木村側の道は
舗装がかなり傷んでます。
苔生した箇所も多いので、慎重に。
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麓に降りると再び青空が。
標高の変化がある地域は、
天候も変化するなあと、あらためて実感。
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ちょっと遠回りして、無駄に
上り返したりもしましたが、
上田に着々と近づきます。
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優雅な別所温泉駅。
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ここまで迎えにきてくれた
京都のアニキ、北山さんと合流。
一ヶ月振りの再会です。昨日は麦草峠を越えてきたという
タフで行動力のある先輩です。
で、頭の中はもう飲むことで一杯。
なんせ、昨日はビール飲んでないですし。
オッサン同士が会ってこんなにうれしいなんて、
我ながら不思議なほど。けっして○○じゃないですよ。
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ああ、妙齢の美女もいた(汗)。
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彼女(鉄道むすめ)の名前の由来である
八木沢駅からとっとと輪行。
ビアンキで来たら絵になりそう(?)な駅舎です。
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クーラーの効いた電車で上田へ。
そうして、駅前でたらふくビールをいただき、
奇遇ともいえる再会を祝したのでした。

今回の教訓としては、
サイクリングにあまり「目的」なんかを
持ち込んじゃいかんな、ということ。
まして、二兎ならまだしも、五兎も
追うような目的を設定したのはかなり間違いで、
その代償は我が身を持って償うことになったのでした。
つまり、思ったより疲れた、ということなのですが。

今の自分の力量では、いくらキャンプツーリングとは言え、
総重量15kg台以下じゃないと楽しみづらいっすね。
特に上り。むしろ上りが少なければ、今回くらい重くてもOK。
それが身をもって理解できただけでも
ヨシとしましょう。
# by cyclotourist | 2017-08-15 11:34 | おしらせ | Comments(4)